【超短小説】年雄がガツンと言ってやる

もう我慢の限界!

年雄がガツンと言ってやる!

おいおい、社会よ!俺の住む社会さんよ!

どうなってんだよ!

俺たちが教わった常識ってなんだったんだよ!

今全然違うじゃねーかよ!

全くの別物じゃねーか!

「それが常識だ」とか「社会ってそんなもんだ」とか言ってたけど、社会が変われば常識も変わるじゃねーかよ!

しかも時間かけてゆるりと変わりやがって!

気付いた時には教わった常識と別物じゃねーか!

入ってくる若いバイトは、大抵タメ口じゃん!

常識じゃありえないだろ!

でも、注意したら「じゃあ辞めます」だってよ!

おかしいだろ!

会社側は、「パワハラには気をつけて」だってよ!

今じゃ新人バイトに、俺が敬語で教えてタメ口で返される!

どういうこと?

どうなってんだ!常識!社会!

バカタレ!


浜本年雄40歳。

心の叫び。

つまり、誰にも何も言ってない。

そして社会は日々変化していく。

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