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愛を受けいれ、あるがままに還る旅路

自分にないものばかりに目が行っていつも満たされない日々から、まっすぐ自分を見るための旅へ。


2023年はこの絵からはじまった。


自分の中に確かにあるのに、目を向けてもらえていなかった愛を、統合した。


わたしはこんな人

・仕事での挫折からいつも同じ課題にぶち当たっていることに気づき、藁をも縋る思いでコーチングに出会った人
・カメのようなスピードで、でも目をそらさず自己理解に向き合っている人
・同じくカメのようなスピードで、在りたい姿や働き方を模索しているキャリアブレイク中OT
・好きなもの美しいものへの熱量を惜しみなく開放したり周囲のひとまで巻き込んだりする人
・どんなスピードでもいい、揺らぎもあっていい、必要なとき思いきり背中を押すコーチ


届けたい方

・周囲の目ばかり気になる人
・余裕がなくて視野が狭くなっている人
・自分を大切にしたいと思っているのにいつも不足に気をとられてしまう人
・自分のままで居ていいんだと心から思いたい人



現在2023年の7月を迎え、振り返るとこの半年間は、愛を知り受け入れる期間だったように思う。


1月:アート合宿で愛の片鱗に触れる

絵を描くことが自分の人生になかったのに、完全に宇宙に呼ばれて参加した熱海でのアート合宿で、愛というもののかけらに触れた。

愛なんて、いままで日常的に口にすることも、この耳から聞くこともなかったのに。


絵を描き、他者と空間を共にすることで、否が応でも愛という存在を突き付けられた感じがした。

自分を開示すること、他者を受け入れること

大切にされること、自分が人から大切に扱われる存在であっていいのだということ


そんなことが絵を通して流れ込んできた。
言葉ではないもので交流するからこそ、自分の中に入ってきたのだと思う。


言葉を超える、メッセージだった。



非日常の体験だったからこそ、自分自身が日常と乖離するような大きな衝撃も受けた。
しばらくはぽやぽやと、宇宙を漂っているような日々だった。



2月:THE COACHプロコース(インテグレーションコース)が始まる


昨年11月に心臓バクバクさせながら申し込んだプロコースがついに始まった。


初日から、コースメンバーとの空間には暖かい空気が流れていることを感じた。

それとは裏腹に、5か月という決して短いとはいえない期間を同じ場に集った仲間とどう過ごすのか、無駄にできないプレッシャーのようなものもあった。


これからどう生きていくのか、怖いけれど見ていく日々になるのだろうと思った。


しかしコース初日を迎えた直後、インフルエンザで寝込むことになる。

仕事も初めて一週間近く休んだ。

潔く身体に抗うことはやめ、仕事のことも考えず休むことに徹した初体験だったかもしれない。


プロコース開始とともに感じていたプレッシャーはここで和らいだ。



3月:東京でのオフ会と、現実を見られない自分


2022年6月からTHE COACHでの学びを開始して、最初に出会った基礎コースのメンバーとのオフ会があった。

オンラインで出会い、時を経てオフラインで出会えることのありがたさ、現場での熱量を全身で感じる時間だった。


こんな人たちとなら、何かできるかもしれない!
自分自身も最高な状態で生活したり働いたりできるかも!


そんなハイな状態になり、現実に目を向けられず希望ばかり膨らんだ。


現実は仕事で視野が狭くなり、誰にも助けを求められず、自分の状態がどうなっているのか客観的に見ることもできず、理想と現実のギャップに引き裂かれそうだった


自分よりもはるかに大きすぎる無謀な何かに、自分自身を乗っ取らせることを許してしまっていた。



4月:身近な友人たちとの交流


コーチングにのめりこんだりコロナがあったりで、オンラインで出会った方々との交流が増えていたが、4月は学生時代の友人たちと会う機会が数々舞い込んでいた。


今思えば、自分の立ち位置や現在地に目を向けさせるための天からの計らい(?)だったようにも思う。


同じ年数を重ねてきた友人たちのそれぞれの生活、生き方に触れて、ものすごく揺らいだ。

表向きに見えている情報だけではない、生活していく中で抱えている葛藤なども互いに洗いざらい話した。


みんないろいろ抱えつつ、折り合いをつけながら、今ある幸せを大事に生きている。


自分はどう生きたいのだろう。


あの人みたいな生活を本当は手に入れたかったのに。


ないものねだりですごく嫌な感情も湧いてきた。


笑顔を貼り付けながら、心が泣いていた。

もっと自分のことを見てあげなよと、奥底からのシグナルだったと思う。



5月:心と体の乖離


休職することになった。


このまま働き続けていたらヤバイと感じていて、どうにか2週間ほどでも休ませてくれないかと先輩に話を漏らしていたときだった。


やや威圧的な上司から、また話をしましょうと声をかけられたとき、自分の体の反応にもう駄目だと思った。


どうせならしっかり引き継ぎをして綺麗に辞めていたほうがよかった、もっと前から誰かに助けを求めることもできていたんじゃないか。


いろんな自分の声が聞こえる中、なし崩しに休職に入ってしまった。


この時期もプロコースがあり、自分が取り組みたいコーチングというものや、自分の居場所となり話を聞いてもらえる場があったことが救いだった。


本当にありがとう。

休めてよかったと思う反面、そう思い込むことで罪悪感や本当はこう在りたかったという姿を感じることを押し込めていた。

自分を大切にする選択ができて偉い、などと平気なふりをしながら、見たくなかった感情を抱えていたのだなと今なら思う。



6月:身近にあったやさしさに気づく

休むこと、への認知を徐々に変えながら、不安や焦りも抱えながら、職場や仕事に対しても何を感じ自分に何が起きていたのか徐々にコーチングで扱い始めた。

でもそのたびにうまく言葉が出てこなかったり、自分の奥に入っていけない感じがして、まだ感じられない状態なのかなと思った。


ゆっくりいこう、と少し焦りを手放し、心身も意識的に緩めようと思った。


THE COACH内のコミュニティでも禅のチャンネルがあり、呼ばれるように参加した。禅語はとにかく心に染みこむものだった。

そして日々、職場の友人たちがフラットに関わってくれていた。

わたしのために、もっと何かできたのではないかと泣いてくれる同僚がいた。

もう子供じゃないからそんなに心配していないよ、死なないでいてくれればそれでいいと言ってくれた家族がいた。


自分のことを大切に思ってくれる人が、本当はずっといたんだなということに改めて気付かされる。



7月:愛を統合する


プロコース同期の関東オフ会や、前から参加してみたかった彫金ワークショップなど、日程が巡っており6月末から7月上旬に1週間関東に滞在することを決めた。

彫金ワークショップでは参加者の方とも素敵な出会いをし、そのご縁から繋がって驚くような邂逅もあった。

全ては繋がっている。

最初は行くつもりはなかったのに、北鎌倉の円覚寺で行われる座禅にも呼ばれるように参加した。


今ここに集中できる、初めての体験だった


プロコースの同期会は、正直何を話したか全く覚えていない。

ただその場で暖かいものが循環していたことだけ覚えている。


あの場でわたしは頑張らなくても自分のままで居られた、それでいいと思えていたみたいだ。

今年だけでもたくさんの人と出会い、心のやり取りをして、自分自身が受け取る準備もできたことで、自分の中にあった純粋な愛を見てあげることができた。


いろんな人に囲まれて、いろんな側面がある自分、そのままでいていい、感じることはそのままあっていいんだなと思えた関東滞在。


これに気づけたとき、重い荷物を下ろした時のように体が軽くなった
心が開かれていくような感じがした。


7月9日に迎えたプロコース最終日。

最後のチェックアウトでみんなの顔を見ながら愛おしい気持ちが溢れて、気づいたら
大好きだよと伝えていた。


こんなこと言うんだ、と自分に対してびっくりする。
少し恥ずかしかったけれど、自分の中にある純粋な気持ちを出せて、とてもうれしかった。

出会ってくれた一人一人に感謝があふれる。

ありがとう。



体と心

東京から帰ってまた体調を崩し思うように動けない日々が続いたが、そのおかげもあり


重力に逆らわず降伏する
地に足をつけわたしがわたしでいる

今ある感情に抗わない

でもそれに乗っ取られるのではなく、あくまでわたしが選択する

あるのだと認めたうえでただ共にいる

そんなことを体にしみこませる時間のようにも感じた。

今、すごく軽い、心も体も。


愛を受け入れるのが怖かった

ひとりになるのが怖い、でも結局一人になってしまう

そんな想いをずっと抱えてきた。

自由にペアやグループを作る授業が怖かった。
わたしとなんて嫌だなって思われているかもしれない。
いつも申し訳なさそうにしながらどこかのグループに入れてもらうことしかできなかった。

自分で自分を申し訳ない存在にしてしまっていたのだと思う。

1人が怖くて寂しいのに、誰かとパートナーの関係を築くのも怖かった。

どうせ選ばれない、わたしと一緒になる人は嫌だろうなってそんな気持ちばかりあった。

人に愛されたいけれど、傷つきたくない。
それなら初めから愛を受け入れずひとりでいる方がマシ。

でもやっと、やっと自分の中にある愛や周りからの愛を受け入れることができて、わたし自身がとても喜びに溢れた。


そしてその気持ちに気付き受け入れた先に、自然と涙が出てきた。


味わいたくなかった悲しみの存在にも気づいたのだ。

悲しい、けれど、泣けて良かった。
自分だけは自分の気持ちを正直に表現できて良かった。
感じてあげられて良かった。



エネルギーのつかいかた

あるものをなしとすること
ないものにフォーカスをあてること

この二つに注ぐエネルギーが甚大すぎて

自分の中の純粋な愛まで覆い隠していた、間違いなく私の核なのに。


大きく純粋なものを直視するのは時に怖い。

願いが純粋で大きいからこそ、報われなかった時の痛みが怖い。

でもね、やっと、願いを叶えようと進む中で起こることを見に行きたいと思った。


今まで自分で自分を攻撃していた痛みではなく


人と交わることで
自己を開いていくことで
請け負うさまざまな感情、感覚、痛みも含めて

愛おしく受け入れたい

そちらを引き受けたいと思った。



人とともにいるからこそ

見てもらいたがっている自分の一面がたくさん出てきている。
でもそれは、ようやくわたしが見てあげられる状態になったからだと思う。

コーチングに出会って1年半ほど
これからも続くけれど、これまでの旅は自分に還っていくためのものだった


現実と理想の狭間で乖離が激しくなり、仕事の歩みを止めてしまった。

ゆっくり休み様々な感情と向き合う中で少しずつだが今自分がどこに立っているのか、理想も現実もひっくるめたうえでどこに行きたいのか、考えることができるようになったと思う。


でもこれは1人ではできなくて

メンヘラ状態のわたしを軌道修正してくれる人がいたり
私以上に私を信じ応援し勇気を賞賛してくれる人がいたり
話すだけで癒しをくれる人がいたり
そんな人たちのおかげで今ここに立てている。


きっとうまくいかなかった過去も、今を生きるための糧になっているし、必要なことだった。


これからがこれまでをつくる。
これからどう生きるかで、これまでの意味付けが変わってくる。


そして自分に対する大きな愛を感じることができた。

それは、ただ、自分の中で湧いてくるものを
歪めず、目を逸らさず、そのまま見てあげること。

こんな簡単そうなことが、こんなに難しいんだと、何度も思いながら。


自己信頼が高まり、奥底で感じていることをそのまま、大切にしてあげる。

いろんな経験を経て体感を通してわかるようになってきた、そんな旅路だった。

最近描いた絵



この記事は、コーチ仲間のりみさんまーさんが企画する「2023年夏のアドベントカレンダー」に寄せて書きました。

テーマは『星座〜人生の点と線〜』
りみさん、まーさん、参加者の皆さん、読んでくれる皆さん、いつもいつもありがとう。


繋いでいく

円覚寺での座禅後、ゆけちゃんおかちゃんたちと話していて、わたしは繋ぐ人だなっておもった。

それぞれの人の輝きを知っていて、ピンと来る直感で繋いだり巻き込んだりしてしまう。
これはわたしが勝手にしてしまうことだ。

愛をもって、繋ぐひとになりたいなと思った。

そしてこの日々を繋いだとき、浮かび上がってくるのは紛れもなく自分自身の輪郭。

見えてよかった。


もしあなたがわたしと出会ってくれて、岡山に来てくれたら、一緒に美星町に星を観に行きましょう😉

読んでくれてありがとうございました!

美星天文台にて




コーチングに興味持たれた方いましたら、こちらも読んでいただけますと嬉しいです🪐

改めて長々と、ありがとうございました☆

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