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実際にあったSOSのサイン


今月に入り沖縄に移住して5年目に突入しました、なおこです。

地元茨城県から車を出発し、千葉〜東京〜神奈川〜静岡〜愛知〜岐阜〜滋賀〜京都〜大阪〜兵庫〜岡山〜広島〜山口〜福岡〜熊本、そして鹿児島からフェリーで沖縄へ

道中、ご挨拶をしてまわりました
この時お世話になった皆さま、ありがとうございました!


今年の一月に天寿を全うした私の祖母もこの時は生きていた。
そう思うと感慨深いものがあります。

こんな旅は一生で一回かもしれません。
5年目もよろしくお願いいたします!


話は飛び、先日の話です。
いつものように主人とスーパーへ買い物に行きました。
そのスーパーの真横にはダイソーがあります。

そのダイソーの前にある通路の真ん中で、立ち尽くしている人がいました。

ずっと立っているので、なにかあったのか、はたまた誰かを待っているのか。


そのまま通り過ぎようとした時、


あれ?白い杖持ってる?
その白い杖を上にあげている?


図で表すとこのような感じです

ネットのものを参考に私が描いたものです



速攻で確認してみたところ、こちらはお話をすることが難しい視覚障害の方や盲ろう者の方(目が見えない・耳が聞こえない人)が使うこともあるサインのようです。

白杖SOSとも言われるようで全国共通認識では無いとのご意見などもみかけましたが、明らかに何か困っているようでした。


視覚障害のある方のようで、我々は「何かお困りですか?」と声をかけにいきました。

【白い杖を持ってあげている】
→手伝ってほしいときのサイン





その方の話を聴いてみると、全盲ではなく弱視であること。多少の光は感じられるとのことでした。
今使用している除菌スプレーと同じ物を買いたいのだけど場所が分からないため案内していただきたいとのこと。
一緒に店内に入り、商品を見つけ、品物の代金を預かり清算し、無事に買い物を終えました。

その後は建物の外の視覚障害者誘導ブロックまで案内して、気をつけてくださいね、とお別れしました。

その方は、随時「すいません」が口癖で、とても低姿勢な印象を受けました。

どうやら以前に声かけた時に「本当は目が見えるんだろ!」と怒られたことがあると仰っていました。
怒るって...
そんなこともあってか、必要以上に怯え、必要以上に恐縮しているようにも感じました。

私たちが案内しますと伝えた時にも、その方は最初に「証明するために障害者手帳見せます」と言っていましたが、こちらは疑っていないので必要ないですよ、と。

その方はとても物静かで大人しそうな方で、とても悪い人には見えず、お話した感じとてもいい人そうな印象をもちました。


今回の件で感じたことは、
人にやさしくできる社会でありたい。

自分自身もまだまだSOSのサインについて知らないことだらけだ。
知らないと、ただ何もできず見てるだけになってしまう。

今回の白杖SOSは、1つの認識としてこの記事を読んでくださった方の記憶の片隅に残ってくれたら、いつか同じような現場に遭遇した時に、声をかけるきっかけになるだろうと思いました。

わたしもこれまで生きてきてたくさんの人たちに支えられ助けてもらって今を生きています。

見返りを求めぬやさしさは世界共通。
ひとりひとりが意識したら、今よりもたくさんのやさしさで溢れる世の中になる。

ひとつの声かけが誰かの助けになるのだと改めて感じたので、記録としてnoteに残しておきたいと思います。


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