見出し画像

#190 Cafe HAïTI (カフェハイチ) 中野

今日のランチは散歩がてら「カフェハイチ 中野」へ。

「カフェハイチ」と言えば1974年創業の老舗ハイチ料理専門店。
中でも名物の「ドライカレー」は、平たく盛られたライスの上にペースト状のカレーを重ねるという、今ではすっかり定番となったキーマ風ドライカレーの先駆けでもあります。

元々は新宿西口の本店や南口の2号店をはじめとする直営店のほか、都内を中心とした各地にFC店が存在していましたが、2011年10月に本店が閉店となり、2016年3月には2号店も閉店となったことで、一時は本店直系の店舗が存在しない時期もありました。

そんな中、長年本店の料理人として腕を奮ってきた後藤行雄さんによって、2016年7月中野にてオープンしたのが、今となっては本店の流れを汲む唯一の店舗である「カフェハイチ 中野」です。

場所はJR中野駅から徒歩10分、マルイ裏手の住宅街の中。店頭に飾られた木彫りの人形が目印です。

画像1

店内は2人がけのテーブル席が3つだけと極狭ですが、表にはテラス席もあり、天気の良い日はそちらを利用することも可能です。

メニューは名物の「ドライカレー」のほか、ハイチ風のハヤシライス「ペパーポット」、スパイシーなチキン料理「ジャークチキン」、ハイチ風豚の角煮「ラク・デ・ポーク」など、珍しいハイチ料理が色々とあって目移りしてしまいそうですが、ここはやはり懐かしの味を久しぶりに堪能すべく、定番の「ドライカレー」とコーヒーのセットをオーダー。

画像2

うわぁー。懐かしいなぁー。

独特の盛り付けスタイルも、色鮮やかな福神漬も、ハイチの海を思わせるようなブルーの色合いが美しいこぶ志焼のプレートも全てが昔のままです。

ではでは、いただきまーす!ぱくり。

画像3

ドライカレー・・・ 香味野菜や挽肉などをしっとりとペースト状になるまで炒めたドライカレーは、玉ねぎの甘みや肉の旨味がしっかりと感じられ、油分や塩分の加減も良く、スパイスの香りも立っていて、じんわり程よくスパイシー。

「カフェハイチ」のドライカレーは、これまでにも数店舗で食べたことがありますが、実は本店で食べたことは一度もなく、かつて食べたどの店よりも、本店の味を継承するこちらのドライカレーが一番美味しかったです。

画像4

一方、セットで頼んだコーヒーは、ハイチ産と中南米産の豆のブレンド。苦味、酸味ともに控えめで非常にスッキリとした味わいなのが特徴で、香り付けにブランデーを数滴垂らして飲むのがポイントです。
今回はアイスコーヒーを頼んでしまいましたが、より香りを楽しむためにはホットコーヒーの方がオススメ。

「カフェハイチ 」には数年に一度、ふと思い出したように訪れる程度の決して熱心なファンとは言えないわたしですが、それでもやはり、この店がわたしにとって特別な存在であることに変わりはありません。

次訪れるのがいつになるかはわかりませんが、いつだって「カフェハイチ 」は、懐かしくも変わらない味で出迎えてくれることでしょう。

ごちそうさまでしたー。

晴れ、時々Curry。2020-09-07


ハレカリにカレーを奢る? ▶YES NO