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鳥とワタシとその関係

最近、小さいカラスをよく見かける。カラスの世界はよくわからないから、それが大人か子どもか判断できない。ちょっと小さめなあの子

ハシブトさんではないらしい

家の向かいの背の高い一本の木
この家に引っ越してきた春に、私と同じようにカラスが巣を作った。そのうち、赤ちゃんが産まれて親はせっせと面倒を見てた。
私は勝手にその子を「カーちゃん」と呼んでいて、朝、窓を開ける時間には必ず挨拶をしてカーちゃんの動向を見守っていた。
それから数ヶ月経って、その木に鳩が止まってるのに気づいた。

あー、カーちゃんは巣立ったんだな。

カラスがいる時には近づかなかった他の鳥たちが、その木に止まるようになってからどんどん巣は風に飛ばされて今では形が完全に無くなってしまった。

彼らがそこにいたことを知ってるのは私だけ


たまにそこにカラスが止まることがあって、それを見るたびにカーちゃんが帰ってきたのかな。と観察する。
なにぶん、カラスの顔の違いには疎いもので、よく見てもわからないのだけど。遠いし

旅に出る時に、カラスには道案内を頼む気持ちで絶対声をかけるのだけど
伊勢から帰ってきて、また以前のようにカラスとの距離が近くなった気がする。伊勢でも会ったしね。伊勢には多かったな。熊野が近いからかな。

私には、可愛いカラスが側についてると以前に教えてもらったことがある。初めてセッションなるものを受けた時、施術が終わって座り直していると「今、あなたのところにカラスが飛んできて肩に止まってるよ。」と言われ、「なにか鈴みたいなのもってますか?」と聞かれた。

カラスとのアレコレが色々あって勝手にご縁があると思い込んだ私は、その半年前くらいに熊野にお礼参りに出かけていた。その時、那智大社で一目惚れしたカラスの絵柄がついた鈴のお守りをその頃は肌身離さず持っていた。それを伝えると
「それは持ってたほうがいい」と教えてくれた。

あれから数年経って、最近は意識して持たないようにしていた。
自立したいと思った。
拠り所はあってもいいけど
それがなければたちゆかない
そんな人間にはなりたくないと思った。
ひとまずは、それを介さずとも繋がっていると信じて進んでみよう
そんな想いだったかな。
たまに忘れては、思い出す彼らとの絆
台風とか人との揉め事とか
私が不安になるとカラスは姿を見せる
そういった心が見せるものなのか
そういったものを彼らがキャッチするのか
どちらにしてもその姿を見ると少しホッとして安心する
大丈夫、心配しないでうまくやる
そうやって進んでいく

仲間みたいなもんだ。
変な話だけど、家族みたいなもんだ。
自然界の家族。そんな感じ


そして、最近またあの木によくカラスが止まってる。なんだか嬉しい。
今朝届いたにしまりちゃんの紅茶とマグカップのセットの中に鳥のメッセージカードが入っていた。

この鳥さんを見て
生まれたてのまだ幼い命だなぁ。とカーちゃんのことを思い出す。この子はこれからどんどん羽ばたいていくのだな。
なんて思って財布にいれてみた。この世界を少し一緒に旅しよう。そんな気持ち

それからYouTube検索をして、いつもは見ないオラクルカードを選ぶ動画を見始めたら

私が選んだものは「鳥ばっかだなぁ」と選んだ人が呆れるほどに、鳥が盛りだくさんな内容だった。

その動画はスマホで見ていたのだけど
丁度、向かいの木にカラスが止まってて
そのカラスを見ながら見ていたら
どんどん部屋の中に光が差してきた。内容はとても前向きなもので、おもしろいなぁと感心しながら窓の向こうと画面の向こうを交互に見ていた

カラスはいつもよりながくそこに止まっていたから、動画が終わるまでいるつもりかしらと思ったら3枚目のカードの説明が終わる頃に飛び立ってしまった

あら、飛んでった

と4枚目のカードの説明が始まる

4枚目は鳥の絵柄のカードで
「あなたは、飛び立つんですよ!」と画面の向こうから声がして、さっき飛んでいったカラスとリンクしてまた面白くて笑った。

それから外に出ると驚くほどにたくさんのカラスがいて
悠々と集団で空を泳ぎ始めた
昔、空を見てたら同じようにカラスが集団で移動してて、まるでスイミーみたいに、カラスが龍になって泳いでいた。
その光景を思い出した。

まるで龍だな。

今日もそんなことを思って
柔らかい風が身体に触れてきて
あながち間違ってないかもと
空の雲を見ながら思った

龍もカラスも私にとっては家族みたいなものだ。

わたしの伊勢物語2020(19)


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