ベートーヴェンを毎日聴く216(2020年8月3日)
『ベートーヴェン/「ユダス・マカベウス」の主題による12の変奏曲 WoO45』を聴いた。
『「ユダス・マカベウス」の主題』と言われても、果たして何だろう?と思ってしまう。しかし、この曲を聴くと「ああ、これか!」と思うはずである。
元はヘンデルのオラトリオに「ユダス・マカベウス」という作品があり、その第3部においてこの旋律が出てくる(「見よ、勇者は帰る」)。日本では表彰式でのBGMとして使われるので幅広く知られる作品。昔は海外でも使われていたようだ。
異教徒の征服から解放する英雄「ユダス・マカベウス」の物語であり、それを成し遂げて帰ってくる様を描く場面で流れるこの曲は、まさに勝利を称えるという場面にふさわしく思う。
ベートーヴェンもこのオラトリオを聴いたのだろう。そして、この堂々とした旋律に感銘を受けて作品を作ったのだろう。
Arek SochaによるPixabayからの画像
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