ベートーヴェンを毎日聴く351(2020年12月16日)
『ベートーヴェン/カノン「人生を楽しめ」WoO195』を聴いた。
このカノンはカナダの音楽教師セオドア・モルトに贈られたもの。
モルトはドイツのシュトゥットガルトに生まれたが、カナダへ渡り音楽の先生になった人物。
1825年の冬、カナダからヨーロッパへ一時帰国した際、ベートーヴェンに会うことができた。その時に記念にサインが欲しいと言ったところ、ベートーヴェンはこのカノンを作ったという。
いろいろな苦難を伴ったベートーヴェンの人生。でも「人生を楽しめ」という歌詞を付けた音楽を贈り物として渡したのだから、きっと楽しいと思っていたのだろう。
"Freu' dich( des Lebens)" は、第九の「歓喜の歌」"(An die) Freude"にもつながるような気がする。
Yeu RodVallによるPixabayからの画像
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