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ベートーヴェンを毎日聴く259(2020年9月15日)
『ベートーヴェン/モーツァルト/ピアノ協奏曲K.466のためのカデンツァ WoO58』を聴いた。
ベートーヴェンを毎日聴く259
— Harayan (Herbert von) (@HarayanV) September 15, 2020
モーツァルト/ピアノ協奏曲K.466のためのカデンツァWoO.58。1809年
作曲者のカデンツァは1番演奏機会が多い。CDはカデンツァのみ演奏ではなく全曲盤の抜粋。カデンツァ部分だけ聴くことは滅多にないので新鮮。作品に作曲者らしい激しさが付加されドラマティックになる。 pic.twitter.com/CFc6QSlHsI
ベートーヴェンが作った、他の作曲家作品のカデンツァがこのように分類されているのは初めて知り、面白く思った。
モーツァルトの数あるピアノ協奏曲でも、恐らく最も有名であり人気がある作品、第20番のための、第1楽章と第3楽章のためのカデンツァである。ベートーヴェン以外にも作っているが、一番耳にする機会が多いのはこのベートーヴェンのもの。でも第1楽章はベートーヴェンで、第3楽章はベートーヴェンではない、というパターンもそれなりにあるようだ。
今回、カデンツァだけを聴いたのだが、単独でカデンツァだけを聴く機会はない。なので聴きおぼえはあるのだが全曲を聴くのとは違って印象が異なる。やはりその前からの音楽があってこのカデンツァへ引き継がれるという、その流れのために作られたことを改めて確認する。
でも単独で聴いても、特に第1楽章は短い中にもドラマチックな効果が表れていて、モーツァルトの短調の世界をさらに盛り上げるようなもの。
モーツァルトのピアノ協奏曲も演奏したことがあるという、ピアノの名手であったベートーヴェン。憧れのモーツァルトの作品に自分の作品を組み込んだということは、恐らく感激ひとしおだったに違いない。
(上)第1楽章のカデンツァ、(下)第3楽章のカデンツァ
lappingによるPixabayからの画像
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