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ベートーヴェンを毎日聴く257(2020年9月13日)

『ベートーヴェン/軍隊のためのポロネーズ WoO21』を聴いた。

ポロネーズといえば、真っ先に思いだすのはショパンである。「英雄ポロネーズ」に「軍隊ポロネーズ」など、ピアノの高い技術を発揮する必要がある作品たちは華やかで迫力がある。

ポロネーズは「ポーランド風」という言葉のフランス語。その名の通り「ポーランド風」の舞曲で、ポーランド出身のショパンにゆかりがあるのは理解に容易い。

ドイツ出身のベートーヴェン、そしてポロネーズは、なかなか結び付かないのだが、このような作品も残している。また、作品のなかの楽章に「アラ・ポラッカ」(ポーランド風に)と名付けた作品もある。例えば三重協奏曲の第3楽章がそれにあたる。

ゆったりした3拍子によるポロネーズは、2拍子のマーチではないがこの曲に合わせて行進することも出来そうである。

元は民族舞曲だったポロネーズ。ショパンの軍隊ポロネーズもそうだが、勇壮な雰囲気を醸し出すこともできるポロネーズは、軍隊の音楽としてもマッチするものだったのだろう。

sebo106によるPixabayからの画像



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