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ベートーヴェンを毎日聴く258(2020年9月14日)
『ベートーヴェン/軍隊のためのエコセーズ WoO22』を聴いた。
ベートーヴェンを毎日聴く258
— Harayan (Herbert von) (@HarayanV) September 14, 2020
軍楽のためのエコセーズWoO.22。1810年
昨日はポーランド風(ポロネーズ)、今日はスコットランド風(エコセーズ)。短い軍楽曲でも、地域色を活かしてバリエーションを増やすとは。作曲者のただならぬ熱意を感じる。 pic.twitter.com/BV2eORVPaq
1810年、短い軍楽のための作品を集中して作っているがこの作品もそのうちのひとつ。
ウィーン郊外にある保養地バーデン。ベートーヴェンは夏になるとバーデンを訪れて滞在。バーデンの名の通り温泉があって、静養、そして創作に打ち込んだ。
前年の1809年にはウィーン包囲でウィーンは戦場と化し、ベートーヴェンは軍隊のための行進曲を作ってはいたが、1810年にはバーデンに出かけたように戦争は遠のいていた。でもまたいつ戦争になるのか、という不安定さも残っていたのだろう。でも、温泉地でゆったりしながら軍楽作品をつくるというのも、何かピントが外れるというか、しっくりこない感じがするので、目的が違っていたのかも知れない。
エコセーズは「スコットランド風」の意味。ポーランド風(ポロネーズ)にスコットランド風と、採用元が幅広いのが面白い。
Kevin PhillipsによるPixabayからの画像
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