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訪れる人と地域をつなぐ場所に

4月30日(日)に和歌山県・高野山にオープンする複合施設『天風てらす』。26日(水)に行われたプレス内覧会レポート。
前回の続きです。

名前に込められた2つの意味

天風てらすの建物の構成は、1階が高野山や和歌山県の名産品を集めたセレクトショップ、2階がカフェレストラン。どちらの階にもテラス席があり、高野山の自然が迫るような借景が楽しめます。

1階のテラス席

1階のテラス席。店の玄関側から撮影しました。裏山の緑が望めます。

2階のテラス席


2階のテラス席。こちらは店の裏山側から撮影。奥に見える緑は、なんと奥の院・参道脇の杉並木なのです! ぜいたく〜♪

『天風てらす』の名前の由来は、高野山の神々しい空気や風を感じてもらいたいという想いから、テラス席にもこだわったと言います。
また、真言密教のご本尊は大日如来。あまねく一切を照らす仏さまです。
店名は、この2つの意味を持った、ダブルミーニングということになります。

高野山とその周辺地域の発信地

『天風てらす』のコンセプトは、食や学びを通じて、訪れる人と地域をつなぐということ。
前回ご紹介したとおり、2階はカフェレストランとなっており、メニューは高野山の麓でとれる農産物をはじめ、和歌山県産の自然の恵みを使用。グルテンフリーやヴィーガンメニューもオリジナルで考案し、食を通して元気をチャージできる場所になっています。

ワークショップスペースで説明する設計者の永井さん


そして、2階の奥にはワークショップスペースが。杉の一枚板をいかした長テーブルが存在感を放っています。設計したのは、大阪の「akka設計事務所」。次の世代を見越し、未来につなぐ建築を心がけている設計事務所で、ご夫婦で営んでいます。天風てらすは、木のぬくもり、高野山の風、外と中の堺を感じさせない設計を大切にしたそうです。

こちらの空間では、月に数回、講師を招いたワークショップを開催予定。例えば、地元の農家さんからアイディアレシピを学んだり、天然の香原料を使用したお香や数珠づくりを体験したり、高野山大学の教授によるおもしろ歴史話などなど……。高野山や周辺地域の風土や歴史を体感しながら、楽しく学べるスペースとなっています。


では、1階セレクトショップに並んだ地域商品の一部をご紹介しましょう。

妙中(たえなか)パイル織物は、高野山の麓にある、高級パイル織物の老舗メーカー。

半月ポーチ

豪華な金華山織の半円ポーチ。なんと数珠いれとのことですが、もちろんコスメなどの小物を入れるのにもぴったりです。ふわふわで手触りがいい〜。

ミニバッグ


こちらはミニバッグ風の御朱印帳入れ。模様のある方は金華山織(きんかざんおり)、片面は光沢のある無地のベルベット生地で作られています。
実は、私も以前から若女将に「おしゃれなお遍路バッグや御朱印帳入れがあったらいいな〜!」とお伝えしていたのですが、みごとに具現化してくれました! うれしい。

大江畳店と天風てらすがコラボ制作したという畳アクセサリー。イヤリングや髪留めがありました。畳縁の独特の模様をいかしています。畳もアクセサリーにすると、エキゾチックで不思議とモダンになりますね。軽いので一日つけていても痛くなりづらいとのこと。

洋服にも和服にも合います!


「Studio Sylphy(スタジオ・シルフィ)」の天然石ワイヤージュエリー。高野山僧侶のご祈祷済みという、ありがたいジュエリーです。バチカンのフック部分に工夫をして、着脱や連結を容易にしたシリーズ。石・ペンダントトップ・ブレスレットなど、好みやそのときの気分によって組み合わせが自由にできます。

邪気を払い幸運を呼んでくれそう
ラピスラズリやオパールなど、さまざまな天然石が並びます


コウヤノマンネングサの苔リウム

スイーツのようなかわいいカップに入っています

フラペチーノカップみたいな容器に入った、コウヤノマンネングサの苔リウム。コウヤノマンネングサは苔という名前ではない苔だそうです。(笑)苔としては大型。

そのほかも、たくさんの地域の特産品が並んでいました。
さあ、ゴールデンウイークがはじまる今週末、いよいよオープンです! 高野山を参詣する際は、ぜひ訪れてほしい施設です。

2023年4月30日(日)11時〜 グランドオープン
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山53
HPは5月中にできるそうなので、それまでは一の橋天風のHPをはじめ、フェイスブックインスタグラムなどのSNSで最新情報をとってください。(若女将の麻美さんがこまめに投稿しています)









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