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茶禅休憩でデジタル・デトックス

前回の、朝のマインドフルネスと茶禅はいかが?の続きです。

八芳園の庭を散策し、竹林の中で歩く瞑想をしたあとは、茶禅の時間が待っていました。この日は5階のリンデンの間へ。

お湯や水で溶かして飲める、粉末緑茶「白金円融茶」。
茨城県北特産の奥久慈茶です

お茶で心を整える

茶禅休憩では、以下の5つを行って心を整えます。

①スマホから離れる(用意された袋に入れる)
②調身時間(今ここに集中して身体をリラックス)
③調息時間(今ここに集中して、丹田を意識し、呼吸を整える)
④調心時間(今ここに集中して、心を整える)
⑤所作観察(自身の所作観察をしながら、白金円融茶を飲み、マインドフルネスな時間を過ごす)

「調身(ちょうしん)」「調息(ちょうそく)」「調息(ちょうしん)」というワードが出てきましたが、これは仏教から来ている言葉で、座禅や瞑想をする際の基本のメソッドでもあるのですね。

調身(姿勢を整える)→調息(呼吸を整える)→調心(心を整える)
座禅や瞑想以外でも、散歩したり、お茶を飲んだりと、日常生活でも取り入れることができます。

「茶禅休憩」では、スマホを離れてじっくりお茶と向き合う時間=「お茶のメディテーション」を体験。自宅でも習慣化して、調和のとれた心身を育んでほしいという願いが、この企画には込められています。

茨城県北の奥久慈茶を使った「白金円融茶」

「茶禅休憩」で使用しているお茶は、茨城県大子町(だいごまち)特産品である奥久慈茶(おくくじちゃ)ちなみに大子町は、冬の時期だと氷爆で有名な袋田の滝があるエリアです。
奥久慈は新潟県の村上市と並び、日本最北限のお茶の産地園。歴史は古く、室町時代末期に、地元のお坊さんが京都の宇治からお茶の種を持ち帰ったことが起源と言われています。(……と、ここまで説明しておきながら、茨城出身の自分もつい最近まで、奥久慈茶の存在を知りませんでした。誠にお恥ずかしい限りです)

奥久慈茶は作地面積が少なく、小さな産地なので市場に多く出回りません。しかし、だからこそ量産よりも品質にこだわった上級茶のブランドを確立したのだそうです。この産地は、一年を通じて寒暖の差があるために肉厚な茶葉に育ち、旨味成分がギュッと詰まった濃いお茶になります。また、寒暖の差は病害虫が付きにくいというメリットがあり、奥久慈の多くの農家はエコファーマー認定を受けています。

白金円融茶

「茶禅休憩」では、奥久慈の富田園製茶で栽培されたオリジナルの緑茶、「白金円融茶」が出されます。このお茶は「粉末緑茶」という種類で、パウダー状になっており、お湯でも水でも溶けるので非常に便利。急須も不要で、茶殻のごみも出ず、とってもエコですね。

お土産に一袋いただき、家でも飲んでいます。
小さな器に対してちょっと粉を入れ過ぎた感がありますが、とっても甘い!
お茶に含まれるカテキンは、ウイルス対策にも効果的です


八芳園を知り尽くす、石山さんインタビュー


ではここで、企画担当の石山さんのインタビューに参りましょう〜♬
石山さんの熱い思いをぜひお聞きください。

久原房之助氏(右)と小平浪平氏(左)


石山さんのインタビューに出てくる、茨城県の常陸の国にゆかりが深いおふたかた。
◎久原房之助氏(日立鉱山の創業者であり、八芳園命名・八芳園庭園創案者)
◎小平浪平氏(日立製作所創業者)

次回も、企画担当・石山さんの大変興味深いお話しが続きます!

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