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当事者目線でのメッセージを心掛けています②

みなさん、こんばんは。今日は、私が当事者目線でのメッセージを心掛けています その②、「痩せたい」気持ちを尊重し、強制的に矯正させるようなことがないように心掛けている、ということについて書きたいと思います。

当事者目線でのメッセージを心掛けています① ⇩

摂食障害に関して私がよく耳にするものに、

「体重が○○キロになったら、行動範囲が広がり、やがて退院出来るようになる」とか、

「歪んだボディイメージを正常なボディイメージに移行(矯正)させる」などがあります。

これらは、私の考えでは「痩せたい」や「食べたい」あるいは「食べたくない」という素直な気持ちに寄り添っているとは、余り思えません。

摂食障害とは「痩せたい病」であり、だから「食べたくない」気持ちが強く、一方ではその反動で「食べたい」気持ちが抑えられなくなるのではないかと思っています。

以前の記事でも書きましたが、私の考える「摂食障害のみなさんのサポート」とは、

私は、みなさんの「痩せたい」という思いは大切にしたいと思っています。その部分が置き去りにされるようでは、なかなか良い方向には向かっていきません。
今まで、言いたいことも言えなくて、やりたいこともやれなくて。そんな人生の中で、やっと言えた、やっと表現できた「痩せたい」。いったい誰がその「唯一」の願いを否定することが出来るのか。・・・私は、その「願い」は最大限尊重されるべきだと思っています(もちろん、生命維持に危機が迫っている場合は別ですが)。摂食障害の克服は、その尊重なくしては成り立たない・・・「痩せたい」も「食べたい」も、手放す、諦めるのではなく、痩せたくても、食べたくても、生きていける方法を一緒に探していくこと・・・それが私の考える、みなさんのサポート活動だと思っています。

その中で「痩せたい」気持ちを尊重するのではなくて、強制的に矯正させるような、諦めさせるような対応は、余り好ましくないと思っています。

「痩せたい」のであれば、まずはその気持ちを受け止めて、そして、可能な限りサポートさせていただく。

ただし、その気持ちが「本当に自分の心からの願いなのかどうか」ということは、時間をかけて一緒に考えていきたいと思っています。

そして「痩せたい」の程度に無理がある(生命維持に危機が迫っている、あるいは日常生活を送ることや「なりたい自分」を目指すにあたって支障がある)とすれば、どうすれば無理のない範囲で痩せることが出来るのかを、一緒に探っていきたいと思っています。

これからも「当事者目線でのメッセージ」を心掛けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


今日もありがとうございます。


よろしければサポートお願いいたします。いただいたサポートは、今後、摂食障害で悩む方々のサポート活動に、大切に使わせていただきます。