お米からゴミは出ません。その2
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お米からゴミは出ません。その2

前回からの続きです。

このシリーズでは、お米がいかに「ゴミゼロエミッション」を実現しているのかについてご紹介しています。

今回もそうですが、まだまだ2回程度では話は終わりませんので、しばらくお付合い下さい。

今回は精米した時に出る「糠」についてです。

以前も触れましたが今回はもう少しくわしく述べましょう。

そもそも糠とは?

簡単に言ってしまえば「玄米の茶色い部分」ですが、目で見ると下図の通りです。いくつかの層に分かれていますが、糠層全体を専門用語で「果皮」とも言います。

図2

糠層には胚芽も含まれています。

そしてこの部分は米粒の1割の重さを占めています。つまり白米したときに元の重量よりもこの部分が減るため、仮に10㎏の玄米を精米した際には1㎏の糠が出るのです(この辺りは米屋により精米技術やポリシーにより一律この通りと言うわけではありませんが、この辺りはまた後日述べます)。

話を続けます。

弊社では平均して毎日600㎏くらいの玄米を精米していますので、毎日60㎏の糠が出ます。糠は重さの割には体積が大きいので、紙の米袋にパンパンに詰め込んで15㎏になります。つまりこの袋が毎日4つは出るわけです。

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弊社は非常に狭い敷地で営業を行っているためこれを1週間放置していたら大変なことになります。

そこで弊社では糠を専門に引き取る業者さんに引き取りをお願いしております。

この業者さんはその糠をどこに持っていくのかと言うと…

実は製油会社です。

皆さん「米油」と言う商品があるのをご存知かと思います。あれはこのように業者さんが各米屋等から回収している糠を絞って製造しているのですね。

皆さん、「糠」と言うと一般的に「ぬか床」を思い出すでしょう。しかし日本で年間排出される糠は約70万トンで、その半分が米油用なのです。漬物用はほんの一部なのですね。

この糠から出た油は他にも活用方法があります。

例えば化粧品。

http://shop.nihonsakari.co.jp/shop/r/r2040/

こちらでは米油を活用した化粧品を販売していますが、商品名がそのままずばり「米ぬか美人」です。

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また昔は廊下などの板張りの床でワックス代わりに使っていたとも聞いています。

そして油の活用方法としては最近は「ライスインキ」なるものがあります。自然由来のインクと言うことで最近使われているようです。

図1

セブンイレブンのおにぎりの包装紙は、このライスインキが使われているようですね。

ちなみに…こういった油を搾り取ったあとの「脱脂糠」は捨てる…のではなく、家畜のエサになります。

脱脂糠を配合したエサを食べた家畜の糞は、匂いが少ないとも言われています。

このように糠一つとってもとことん使いきるのが日本人です。

そして…現代ならではの意外な使われ方もあります。

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それにつきましてはまた次回。

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「楽しくなければお米ではない!」
有限会社 小池精米店
三代目 小池理雄(ただお)

五ツ星お米マイスター
東京米スター
6次産業化プランナー(中央サポートセンター登録)
社会保険労務士

東京都米穀小売商業組合所属
東京都ごはん区メンバー

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1971年、原宿生まれ。明治大学卒業後、出版社入社。社会保険労務士の資格取得後、コンサルタントとして活動。2006年小池精米店を継ぐ。イベントや講演会、テレビやラジオ、新聞等のメディアに多数出演。 https://www.facebook.com/tadao.koike