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必殺!「ヤマ勘」受験法

#受験体験記
私の大学受験は、かなりいい加減なものでした。
受験勉強らしきことをやったのは、受験の1か月半ほど前から。
現代国語と英語は「まあまあ」の成績だったので、特になにもせず、苦手だった日本史の問題集だけを1日13時間。7回通りやり切って丸暗記。古典に至っては、受験本番の前夜に参考書を引っ張り出して「エイッ!」と開いた箇所のみを覚えるというギャンブル受験。
ところが、窮すれば通ずというか、天の助けというか、その開いた箇所が受験問題に出たのです。
「出た・・・!」
思わず手が震えたのを、いまでも覚えています。
そうした奇跡もあって無事(?)合格。普通に大学生活を終え、社会人になり、今日に至るわけですが、今回、この記事を書くにあたって、頭に残っていた古典のフレーズを調べてみると、異変に気付きました。
「上にさぶらふ御猫は、」
「いとをかしげなる猫なり。飼はむ。」
この二つを「更級日記」の一連の文章として記憶していたつもりだったのですが、最初の部分は「枕草子」なのです。
受験時にいずれの箇所が出題されたのか、「枕草子」も理解していたから問題を解くことができたのか、真相は分かりません。
若い方には、このようないい加減な受験は、もちろんお勧めしません。

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