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【リメイク依頼】お祖母様が使われていたミシン台をテーブルに!

久々の投稿となってしまいました。。。ようやくひと段落しましたので、通常通りに投稿を再開します!

今日はミシン台をリメイクして、テーブルにしたお話です。相変わらず、写真が多めなので、ご容赦ください!


⚪︎祖母のミシン台を孫が受け継ぐ

さて、昨年10月に古家具の引き取りに行った時のこと。棚やトタンケースといった古家具の他に、とても良いミシン台がありました。聞けば、お祖母様が以前使われていたもので、どうしようか悩んでいると。。。引っ越しもするので、なるべく引っ越した先に持って、別の用途で使いたいとのことでした。

そこで、

「ミシン台の脚部分はそのまま残して、上部分は綺麗に分解した後に古材を取り付ければ、テーブルになりますよ!」

と提案しました。そうしたら「それは素晴らしいです!」という話になり、そのままリメイクの依頼をいただきました(笑)。

お客さんの引っ越しも落ち着いたとのことで、先日リメイクしに行ってきました。

分解前:実際のミシン台はこちら


分解後に水洗いして天日干し中。


お客さんがInstagramのストーリーに載せてくれた写真。
洗っている時の風景です。

ミシン台の上部分の分解は、マイナスドライバーやペンチなどを使えば簡単に出来ます。問題は、天板です。

製材するのはもちろんですが、手元にちょうど良いサイズの1枚板が無く、先日引き取ってきた床板材を継いで使うことにしました。


お客さんの好みは「なるべく暗く濃い色」とのことだったので、
表面は製材せず、このままで。


製材する前の裏面はこちら


製材後はこちら。

製材して、板をなるべく平らにしないと、ミシン台に取り付けた際にガタつきが生じます。それを防ぐのに本来は一枚板が望ましい。


よく見かけるミシン台テーブルはこちら


1枚板でなおかつ裏表共に綺麗に製材してあげることで
ガタつきを防ぐのがセオリーです。


天板を取り付けた後、引き出しも使いたいとのことだったので
サイドの引き出しを取り付けました。


塗装前の天板の色合い。


オイル塗装して乾燥待ち。塗装直後は光沢感がありますが
乾燥してくると落ち着きます。

使用したオイルはワトコオイルのナチュラルを使っています↓


オイル乾燥後に防汚加工をして完了!

⚪︎「売らずにこうやって使うと良いですよ!」と伝える理由

古家具の引き取りをしに行ったときに、結構「これは勿体無いから売らずに、こうやって使うと良いですよ!」とよくアドバイスをします。買取に行っている人が言うセリフではありませんね(笑)

それには明確な理由があって「子孫が使った方が、ご先祖様はきっと喜ぶから」です。

私も亡くなった祖父(以下、じいちゃんと言います)の掛矢を受け継いで使っています。先日、友人が新築を建てるということで急遽応援に行き、そこでの建て方でも活躍しました。


じいちゃんが使っていた掛矢。40〜50年前のものと思われます。

じいちゃんが使っていた道具を自分も使っていると思うと、なんだか嬉しくなるわけです。きっとじいちゃんもなんだかんだ喜んでいるんじゃないかなと勝手に思っています。

でも、自分が歳を重ねて、いつか孫ができた時、自分が使っていた道具を孫が受け継いで使ってくれていたら、やっぱり嬉しい。

全てを受け継ぐことは出来ませんし、手放してしまう場合は、できれば大切に使ってくれる人の元へ旅立ってほしい。でも、本音は自分の血を分けた家族、子孫に使ってほしい。それが本音だと思ってます。

⚪︎キレイゴトを抜きにするなら。。

なので、引き取りに行った時は、「これはこうすると使えますよ!」と包み隠さず伝えます。それで、引き取りがなくなる古家具や古道具も当然あります。

キレイゴトを抜きにするなら、引き取り帰りの車の中で

「あーーーーあれ引き取りたかったなぁ」

と言う時もしょっちゅうあります(笑)。でも、それでいい。大事に使ってくれる人の元に行って、なおかつそれが親族であったなら、それが1番いい。

明日も、古家具の引き取りに行ってきます!!


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