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あのころ僕らは親友だった(140字小説)

彼を仕事のパートナーに選んだのにはいくつか理由がある。ひとつはもちろん彼が申し分のない能力を備えていたということ。加えて、彼は小柄で(僕は大きな熊が苦手なのだ)、何より、僕も彼もビールが大好きだった。僕らは仕事が終わると毎日ビールで乾杯した。そうだ、あのころ僕らは親友だったのだ。


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