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後悔(140字小説)

ある朝、早足で駅へと向かっていると「どこへ行くの」と声がした。見ると近所の猫がほぼ小走りで僕に並走している。「急いでるんだ」そう言うと僕は駅へと走った。途中、赤信号で止まったとき振り返ると、猫は少し寂しそうな顔をして立ち止まっていた。たぶん僕はそんな風に言うべきではなかったのだ。

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