Photo by yuri_gaeru 花の養分 2 七戸健太郎 2019年8月30日 20:13 花屋に寄った。妻に花を買って帰ろうと思ったのだ。見慣れぬ黄色い花がある。「ヒマラヤの奥地に咲く希少な花です」店主が言う。「愛が養分になり、いつまでも咲き続けると言われています。愛は永遠、ですね」一年後、まだ花は咲き続けている。もっとも養分となる愛は、別の女性に対するものなのだが。 #140字小説 #掌編小説 #超短編小説 #創作小説 #ショートショート ダウンロード copy #ショートショート #掌編小説 #超短編小説 #140字小説 #創作小説 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート