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繊細人間が慢性うつ病と発達障害の診断を受けるまで④発達障害の相談編

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 うつ状態が強く出ていて、過去の通院歴や問診票の結果から『慢性うつ病』との診断を受けたわたし。薬での治療を勧められ、はじめることとなった。

「では2週間後に予約を取って、また様子を教えてください。
 それと、発達障害についても気になると問診票に書かれていましたね。」

 発達障害については、SNSやYouTubeで見かけ、自分にも該当しているんじゃないか?と思ったことがきっかけだった。それからネットで調べ自己診断をすると、当てはまる項目が多かったため、うつだけではなく発達障害(ADHD、ASD)の診察もしているこのクリニックへの受診を決めたのだ。

 そのことを伝えると先生はまた「うんうん」と話を聞いてくれたあと、「ご自身がネットで見たテストと似ているかもしれないけど…」と言いながら2枚の用紙を出した。

「今日の話だけだと、現在はうつの症状がとても強く出ているから、発達障害だというはっきりとした判断は難しいかな。少し自閉の傾向はあるかなーという印象ですが、それも長年のうつ状態がカバーしているものかもしれません。
 ひとまず本日はテストを受けて帰ってください。次回テスト結果も踏まえてお話しましょう。」

 その場でテストを受けてすぐに結果を教えてもらえるものだと思っていたため、今日結果が出るわけじゃあないのかあ、と少し拍子抜けをした。でも、この日は『慢性うつ病』という結果を受け止めて整理するだけでもいっぱいいっぱいだったので、これでよかったと思える。

「ありがとうございました。」
 診察室を出て、待合室のテーブル付きの席でチェック項目を埋めていく。ネットで見た自己診断の内容と似ていた。長年自分に染み付いている価値観で嘘偽りなく回答していく。これが再来週どんな結果となって返ってくるのかとドキドキした。

 最後まで名前ではなく番号で呼び出しをされ、お会計を済ませた。
「1階に薬局があるので、かかりつけの薬局などありませんでしたらご利用ください」
 そう案内され、1階にある薬局へそのまま足を運んだ。

 そしてこの日から地獄の服薬2週間がはじまったのだった。


読んでくださりありがとうございます。
現在精神科に通いながら服薬で治療中です。毎回少しずつ書けるところまで記事を書きたいと思い挑戦しています。話が途中で区切られていますが、続きはまた明日以降書きます。ご容赦ください。

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