見出し画像

「考えすぎ」って悪いことじゃないよ。

ネガティブだとか、考えすぎだとか、よく言われてきた。

もっと前向きに物事を考えてみなよ。
ネガティブよりポジティブになろうよ。
気にしない練習をしてみようよ。

そうアドバイスをもらったことも、数えきれないほどある。
自分自身でもそうしたほうがいいと信じて実践したこともあった。

でも、
そういう考え方はもう手放したの。

特定の出来事に対して、じぶんが必要以上にマイナスな考えに偏ってしまっている場合、これは一旦リセットして考え直す必要がある。

なるべく客観的な視点を持って、冷静に悩みの成分を分析して、どうしたいのか、どうなったら満足なのか、そのためにはどう行動するかを考え直して、じぶんを立て直す。

果たしてこれは、ネガティブじゃない=ポジティブな行動と言えるのだろうか。

そもそもポジティブな人はじぶんを冷静に分析しないと浮かび上がってこれないほど沈まないだろう。

わたしはじぶんのこの行動は決してポジティブではないと思う。

でもそれでもじぶんの中では心地よく、納得して毎日歩みを進められている。

きっとそれらの思考に蓋をして、「こんな後ろ向きな考えはやめよう、もっとポジティブになろう」と思考を止めたとき、同じようにわたしの歩みはとまるだろう。

そう思ってわたしは考えることをやめないことにした。

そしてそれは、
誰もがアドバイスしてきた「気にしない・考えすぎない練習」とも真逆の行動である。

考えて、考えて、考え抜いた先に、じぶんの答えがあるともう知っているから。

じぶんのことで悩めるって、
これもひとつの才能だと思う。

もちろん、悩まずに生きていけることも、
ひとつの才能だと思う。

双方を並べて、優劣をつけようとすること自体が、
もうナンセンスな時代。

「考えすぎ」なじぶんや他人を認めて、
その上で生きやすく生きていくためにはどうすればいいのか考えるほうがよっぽど健全で健康な生き方だと思う。

だから「考えすぎ」てこまっているあなたも、
「考えすぎる」こと自体は悪いことじゃないよ。

やめなくていい。
無理に思考を止めないで。

でもその「考えすぎ」ている事柄の本質を探ろう。

苦しいのなら、きっと理由と打開策があるはず。

「考えすぎる」ことをやめなくていい。
でも「苦しむ」ことはなるべくはやく手放したいよね。

きっとできる。

手放すための方法を考えられる才能は持っているはずだから。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 よろしければサポートをお願いいたします。励みになります。