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赤ちゃんには、驚くべき能力が備わっている

先日テレビを見ていたら、
牛の赤ちゃんが生まれるところをやっていました。
不思議ですよね。すぐに立ち上がっていました。

人間は生まれてから歩くようになるまでに、
9ヶ月はかかります。
その点、牛・馬・シカ・ヒツジなど草食動物は、
誕生からたった1~2時間で歩けるようになるそうです。
その違いには、何か秘密があるのでしょうか?

草食動物は、肉食動物から襲われます。
もし襲われたときに逃げることが出来なかったら殺されます。
そこで草食動物は、
少しでも早く一人で歩いたり走ったり出来なくてはいけません。

草食動物は、お母さんのお腹にいる期間が人間より長くなっています。
例えば人間は270日ですが、馬は340日です。
その上、馬の赤ちゃんはお腹の中で歩く練習をしています😲

1年もすれば、立派に群れの一員となります。
しかし人間は、他の動物に比べ、幼年期がとりわけ長い動物です。

人間も猛獣に襲われる環境・運命にあったら
何らかの対処をしないといけないのでしょうが、

しかしながら、人間は、動物の頂点に立っています。
ゆっくりと時間をかけて赤ちゃんを育てることが出来ます。

最近の研究から、長い幼年期は、
学習や創造に必要な脳の
神経回路を築くのに必要な期間として、
進化の過程で設けられたということらしい。

赤ちゃんや幼い子どもは、理不尽で自分本位、
分別のない未完の大人だと考えている人は、
多いと思います。そう考えて当然だと思います。

かつて多くの心理学者も、
子どもは何もわからない存在だと思っていました。

赤ちゃんについての誤解は、
子どもが、十分にしゃべれないことが
原因にあったといわれています。

実際、4歳以下の幼児の会話は、
不可解な内容が多いですし、
5~6歳の子どもですら、
自分の考えを言葉で表現するのが
上手いとは言い難いですよね。

一見すると、無力な期間が長ければ、
生存に不利なように思えますが、
この未熟な赤ちゃん、幼児である期間が長いのは、
なぜなのでしょうか。

それは、人間の学習能力の高さとも関係しています。

最近の研究から、子どもは予想以上に
さまざまな知識を持ち、
科学者のような方法を使って、
周りの世界について学んでいることが、
明らかになってきたのです。

明日は、続きで、
その驚くべき能力と最新の
幼児教育分野について書きます。


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