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なぜ子どもはクルマを「ブーブー」と呼ぶのか?

ワンワンやニャンニャンみたいに
鳴き声をそのまま、
なんていうのはとてもわかりやすいです。
他に音でいうと消防車をウーウー、
救急車をピーポーと呼ぶのもメジャーですよね。

私の田舎では、
魚の事をタイタイと言います。
広島県比婆郡、山口県、大分県の方言らしい。
関東地方では「トト」というらしい。

あたりまえですが、
その対象の「見た感じ」とか「音」とかを、
そのまんま捉えてシンプルな発音に
したものが多いのでしょう。

ぴっかりん

「お弁当全部ぴっかりーん」

「ぴっかりん」とは、お皿が空っぽと言う意味で
子どもたちから生まれた言葉のようです。
全部食べ終わって、お皿がピカピカになったことを、
子どもなりに表現した言葉ですよね。

そもそも幼児語って?

幼児語というのは、まだ耳やことばが未発達な
小さい子にもわかりやすいように、
また話しやすいように考えられたことば、
または幼児が自然に何かを表現しようとして
発しがちなことばですよね。

なぜにクルマを「ブーブー」と呼ぶのか?


しかし、車の「ブーブー」って、
不思議ではないですか?
ブタさんも鳴き声から「ブーブー」ですよね。

自動車のことをブーブーと呼ぶ件。
単純に考えてこれは二通りの音が考えられますよね。

ひとつはエンジンの排気音
もう一つはクラクションの音
どちらもありそうですね。

クラクション(本当はクラクションは商品名で、警音器またはホーンというのが正しい)であれば、
昔はブーブーって鳴っていたのか?

昔はラッパの後ろにゴムの付いた、
あの「ぱふぱふー」と鳴るものが
クルマに付けられていたというのんきな時代があったそうです。

その後、大衆化してきたころの車のホーンは、
ブォーという感じ?それだと確かに感じが
「ぶーぶー」と近いような気もしないではないですね。

しかしながら、そんな古い時代のことを
今も引きずっているのも不思議な気がしますよね。

エンジンの排気音だとすると、
これはまさにちょっと前のクルマは
そういう音がしていたなあ、
という記憶があります。

たとえば昭和50年の排ガス規制前は
マフラーに触媒の付いていないクルマが
普通に走っていましたし、
排気音はいまほど静かではなかったように思います。

現代のいわゆる旧車といわれる86やGTRは
確かにエンジン音はブォンブォンという感じです。

そして変速もマニュアルミッションが多かったので、
発進する前に「ぶーっ、ぶっ、ぶぶーっ、ぶぶううー…」と
いう空ぶかしも当たり前の時代。
ギアチェンジの際の継ぎ目のある音もしていました。

結果としては、「ブーブー」の由来は、
クルマのクラクションの音に由来する擬音語
(音を言葉で表したもの。「オノマトペ」ともいう。)
であるといわれている説が強いようです。

しかし、どちらの考えもあるような気がしますので、
「ブーブー」のルーツは結論無しですね。

日本では犬はワンワンと鳴きますが、
英語の国ではバウワウと鳴くそうです。
クルマは日本ではブーブーですが、
英語の国ではズームズームなんだそうです。

ただ、国によって聞こえ方は違うようですが、
クルマの音はどんどん小さくなっています。

ましてや、今は電気自動車で「キィーン」です。
エンジンを書けるのに「セルを回す」も
今は「ボタンを押す」です。

テレビのチャンネルを回す、VTRを巻き戻す、
電話のダイヤルをまわす、
そういった表現がもはや通じない世の中です。

クルマがぶーぶーいわなくなったいま、
ブーブーという言葉ももはや死語なのかもしれませんね。

さらにこの先、
自動運転車が当たり前になってくると
「ハンドルを握る」とか
「アクセルを踏み込む」
なんていう表現も過去のものになってしまう、
そんな時代もそう遠くないのかもしれません。

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