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子育て世代に知ってほしい4つのコツ/素敵な環境

昨日は、赤ちゃんは、
自分で自分を育てるという話をしました。
しかし、その時、身の回りに
自分から働きかける物が何もないと
“学習”ができません。

素敵な環境を用意する

散らかるのがイヤだからと、
ほとんど物を置かずに暮らしたりする人がいます。

特に最近は、ミニマリストという、
不要な持ちものを減らして
自分に必要な最小限のものだけで暮らす人が増えています。

大人からすれば、シンプルで住みやすく、
お洒落かもしれません。
子どもにとっても安全かもしれませんが、
子どもからすれば、最悪の環境です。

赤ちゃんの発達という視点から見るとこれは良くありません。

危険な物を置いておくのはいけませんが、
赤ちゃんが「あれ何かな?」「あれは初めて見るな?」
と触ってみたくなるような物がある発見の環境づくりは大切です。

赤ちゃんが、「あれ何かな?」と見つめたり、
手で触ってみたりする行動は
「探索行動」といいます。

危険がない限り、
この探索行動をできるだけ自由にできるようにすることが、
「自立心」や「思考力の芽生え」を伸ばすための
大切な環境づくりになのです。

子どもが興味を持ちそうな物を
置いておいてあげることは重要です。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、
知育玩具を与えたらよい、
動くものに興味ありそうだから、
スマホで動画を見せておけばよいではありません。

たとえば、赤ちゃんの目の前で
紙をクチャクチャクチャって丸めます。
赤ちゃんはその様子を一生懸命見つめて、音も聞きます。
普段聞いたことのない音ですから、興味津々です。

丸い紙球ができたら、
ポイって赤ちゃんのそばに投げておく。
そうすれば赤ちゃんは一生懸命、
それを手でつかもうとします。
こういうのを5個くらい作ってあげれば1時間は遊んでいますよ。
お金をかけずに、立派なおもちゃです。

知力体力を伸ばすのは

おもちゃ

おもちゃは大事です。
ただ、おもちゃ売り場に行って、
欲しがるものを買うのはやめましょう。

たとえば、食事の時に
スプーンでコンコンとテーブルを叩いて音を楽しんでいるなら、
太鼓や木琴を買ってあげればよいのです。
じつはこの遊び食べも、子ども達にとっては
大切な成長のステップのひとつです。

ママのパーカーのひもを
一生懸命引っ張っていたら、
100円ショップやホームセンターで、
ロープを1mほど買って与えても良いでしょう。

大切なのは、
親がこの子は何をしたいのかな? 
何を楽しんでいるのかな?って観察して、
興味のあるもので環境を作ることです。親も楽しむことです。

絵本(読み聞かせ)

絵本もいろいろ買っておいて、
興味を持ったら読んであげればよいです。
一番いけないのは、買ったのだから、
読まなきゃ損みたいな感覚に親がなることです。
興味がないものはとことん興味がありませんから🤣

絵本は「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」が育まれます。

幼稚園くらいになったら、
図書館に行くのはおすすめです。
本屋さんよりもたくさんの絵本があるし、読む広場もあります。

外遊び(自然)

家の中にどんなにおもちゃや絵本を用意しても、
街や自然の中で出合う
バリエーションの豊かさに勝るものはありません。

鳥の鳴き声、風の感覚、
人々の話し声、車の走行音、
木の葉や花の色、等々。

赤ちゃんが飽きることはありません。
「自然との関わり・生命尊重」を学んでいくのです。

とくに、ヨチヨチでも歩くようになったら、外遊びは大切です。

子どもが自分でやりたいと思うことを、
本当に危ないとき以外は邪魔せず、共感的に見守る。
すると、子どもは走り回ったり、
遊具に登ったり、飛び降りたり、自分なりに挑戦して、
「健康な心と体」を自分で育てていきます。

動物園なども、「自然との関わり・生命尊重」を育てるには最高なところです。

幼稚園くらいになったら、
キャンプやハイキングはおすすめです。
雨に降られて大変な思いをするのも、
都会では見れない、満点の星空を眺めたりして、
理屈ではなく「豊かな感性と表現」が育っていきます。

子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。
親が笑顔ならそれだけで子どもは幸せなのです。
自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです


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