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脳は「後ろから前」に向かって発達する
脳の中身は直接見ることはできません。
脳は「後ろから前」に向かって発達するといわれても、
どれだけ成長したかなど分かりませんよね。
だからこそ、仕組みを理解することにより、
幼少期の脳を将来の為にシッカリと作ってあげるのは親の仕事です。
よくある話で、1歳児で日本語もままならないときから、
英語を教えたり、ボール遊びばかりさせて、
将来、プロ野球の選手だなんて、
言っている親は、ちょっと待ってです。
脳は「後ろから前」
脳の発達は、後ろから前に向かって起こります。
![](https://assets.st-note.com/img/1648595302164-5jk0EkhNbT.jpg?width=800)
生後すぐに発達するのが「後頭葉」で、
ここはものを見る機能を司ります。
同時期に音を聞く能力に関わる「側頭葉」も発達し始め、
言葉を理解し始めます。
次に発達するのが「頭頂葉」。
手触りなどの感覚と、運動機能を司る領域です。
最後に発達するのが「前頭葉」です。
思考や判断、コミュニケーションなど
「高次認知機能」に関わる領域です。
伸びやすい時期は違う
0歳児
とにかくスキンシップが全てです。
生後すぐに発達するのは、
視覚や聴覚、嗅覚、触覚といった五感の領域。
この時期は親子の触れ合いが大切になります。
赤ちゃんをぎゅっと抱きしめるなど、
触れ合いを通じて愛着形成がされると、
精神的に安定した子どもに育ちます。
何度も書きましたが、授乳をしながら
スマホチェックなんてもってのほかです。
授乳の時には、話しかけてあげて肌のぬくもりも
シッカリと与えることです。
1歳~
読み聞かせ
この時期には絵本などの「読み聞かせ」で
日本語をどんどん聞かせましょう。
生後6カ月くらいから、
話せなくても言葉の理解ができるようになります。
日本語の文法も無意識に覚えていきます。
子どもは親の声を聞くと安心するので、
寝る前の読み聞かせは特におすすめです。
これは、感覚的に思うのですが、
読み聞かせをしっかりしてあげた子どもは、
しゃべり始めた時に、単語と単語の間に、
適切に助詞が入り、文章になっています。
3~5歳
楽器、運動
運動脳の最も発達する時期。
スポーツはもちろん、
この時期に楽器を始めると器用さが身に付き、音感も養われます。
細かい音の聞き取りと言語の聞き取りは、
脳の同じ領域(言語野)で行われるので、
この時期にピアノやバイオリンなどの楽器を習った子どもは、
その後、英語のリスニングが得意になるという傾向もあるらしい。
これは、我が家の子どもを見ていてよくわかりました。
5歳くらいから次男がエレクトーンを習い始めて、
3歳の3男は一緒についていっていたのですが、
音をいつも聞いていたので、
自然に絶対音感がついてしまいました。
その後、3男もエレクトーンを習い始めたのですが、
音符を読まなくても、
音を聞いたら引けるので、楽譜が読めないという・・・。
2歳の差で、このようなことも起こってしまうんですよね🤣
ちなみに、次男は中学生までやり、
3男は数年で辞めてしまいました。
8~10歳
語学
語学の能力が総合的に伸びます。
外国語も効率よく習得できる時期なので、
英会話を始めるならこの時期がおすすめです。
乳幼児期の英語教育に対する関心も高まっていますが、
日本語の土台がつくられてから
英語を習うほうが効率よく、深い読解力も身に付くといわれています。
英語を理解するのであれば、
この時期でも良いのでしょうが、
乳幼児期の英語教育においては、
歌などから発音を脳に埋め込むことは良いことだと思います。
また、簡単な単語なども、読み聞かせの時期からやっておけば、
8~10歳の時期に、抵抗なく英語に触れ合えると思います。
脳の中身は直接見ることはできません。
だからこそ、仕組みを理解することにより、
幼少期の脳を将来の為にシッカリと作ってあげるのは親の仕事です。
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