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そもそもなぜ勉強しないといけないのか?その1

子どもはみんな『勉強』は大好きです。嫌いにさせるのは大人です。


数日前に、書きました。

最後の方で少しだけ触れましたが、


そもそもなぜ勉強しないといけないのか?


真剣に考えたことなんかないですよね。

日常生活を送るうえで、

世界史、日本史が分からなくて
困ったことがありますか?


因数分解や方程式がわからなくって
困ったことがありますか?

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ほとんどの方が
困ったことなどないと断言できます。


困らない!

⇒そんな知識は使わない!

⇒勉強したことは無駄だった!


そうでしょうか?


学校の勉強なんて社会に出たらまるで役に立たない

良く聞く言葉ですよねぇ。

でも、役に立っていることも
たくさんあります。

普通の仕事をしていても、

文章は読みます。

やはり国語を習ったから読めるわけです。

買い物するのに、
どっちがお得か考えます。

算数や数学を習ったから、
そういう発想ができるのです。

ただ、自分のできることは、
当たり前すぎて、
役に立っているなんて、

全く感じないのです。

人間なんて身勝手な物ですよね。


勉強の必要性


一昔前であれば、

いい高校に行って

いい大学に行って

いいところに就職して

一生、安泰・・・

というのが、ストーリーでした。

今でも中国や、韓国では、
それに近いものがありますよね。

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では、子どもに

「どうして勉強しないといけないの?」

と聞かれたときに、

どのように答えますか?

最悪の回答例は

「いい大学に入るためだよ」

「勉強は子供の仕事だ」

「今のうちに勉強しておかないと後で苦労するよ」

「なりたい職業につくためだよ」

「理屈じゃない、理由なんてない、とにかく勉強しろ」

将来のためだからといわれても、
子どもが理解できるわけがありません。

いつも言っているように

大人目線です。

非論理的な言い方は
子どもには理解できません。

親がわかっていないから、
こういう訳の分からないことを、
こどもに押し付けるのでしょうけど😨

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ちょっと余談ですが、

文部科学省の学習指導要領には、

「生きる力」を育むという理念のもと、
知識や技能の習得とともに
思考力・判断力・表現力などの
育成を重視する

と記載されています。

まだ将来の目標が決まっていない
小・中・高生にとっては、

将来になりたい職業が
決まってないからこそ、

基礎学力を向上させること
大切だということと、

「生きる力を引き出すこと」

としっかりと明記されています。

学校の先生が、
どこまで理解しているかは別話ですが🤣

---------

話を元に戻して、

ところが現代の日本では、

ゲームばかりして怒られていた子が、
プロゲーマーとして活躍。

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ずっと先生の話を聞かず
自分の世界に没頭していた子が、
自分の世界観を発信して
インフルエンサーになっています。

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親でさえ、
こういう人たちを見て、

時代が変わっているのだから、
勉強しなくても良いという、

とんでも無い考えを持っているのも事実。

そもそもそこが
大きな間違いなのですが、、、

親が正しい考えを持っていれば、
子どもは勝手に正しい方向に向かいます。

惑わされてはいけません。

こういう人たちは、
本当に運の良い人たち。

何万人にひとりです。

はっきり言って、
普通のそこら辺の子が、

なれるわけではありません。

逆に、夢で終わった人たちは、
そこらへんに石投げれば
当たるくらいいます。

あなたの同級生に、

幼稚園、小学校で
ピアノ教室に通っていて、

ピアニストになった人が何人いますか?

高校の時、クラスでの成績が、
ワースト5の人たちで、

現在、社会で活躍している人が、
何人いますか?

逆に風のうわさで、
あまり良い話を聞かないことは多いのでは、、、

しかし、よく考えてくださいよ。

小・中・高時代に勉強する
基礎学力以外にも、

難題に立ち向かう力
(集中力・考える力・判断力など)

勉強の裏には、このようなものもあります。

しかし、まじめに勉強をしなければ、
このような力は付くことはありません。


小学校の勉強は生活に役立つ

小学5年生の理科【植物の発芽の条件】

植物の発芽に必要な物は何でしょうか?

一番多い間違い。

水、空気、光。

「もやし」は光のないところで作ります。

正解は、水、空気、温度。

小学4年の理科【洗濯物はなぜ乾く】

天気の良い日の外干しだと、

洗濯物についた水は
太陽の熱で温められ、
蒸発して水蒸気となるので乾く

冬の部屋干しは逆なので乾きません。

なんでもない日常ですが、
実は小学校の理科で習っているんです。


しかし、
「学習する訓練」を怠けていたら

社会に出たときに
学習する方法がわからないので
苦労するのです。


出会いのチャンス

ゲームばかりして怒られていた子が、
プロゲーマーとして活躍。

こういう人は、ゲームとたまたま
うまく出会えたのだと思います。

因数分解なんて、
社会に出て使う人は何%いるでしょう?

ほとんどの人が使いませんよね。

そしたら、いらないじゃん、、、

と、思いませんか???

しかし、因数分解に出会い、
数学者になる人もいるということ。

ゲームばかりして怒られていた子が、
プロゲーマーとして
活躍しているのと同じです。

たまたまの出会いがなければ、
持って生まれた本当の興味が、
発揮できないということです。

小学校中学校の勉強って、
出会いのチャンスを
与えてもらっているのです。

星の勉強をした、
宇宙に興味を持った、

宇宙飛行士になるかもしれません。

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星座なんか覚えても役に立たないから、
別に覚えなくてもいいよって、
親が言ってしまえば、最悪。

私から言わせれば、
「勉強しなくていいよ」
という親は、子どもの将来を
つぶしている行為です。


子どもが何に興味があるのか?
本当に持って生まれた才能は?

普通の人ではわかりません。

神様だったら
知っているかもしれませんが、
なかなか教えてはくれないでしょう。

ならば、親が環境を作ってあげて、
チャンスを与えてあげないと、

チャンスの方からは、
やってきてくれません。

因数分解なんて99.99%の人が、
大人になって使うことないです。

しかし、0.01%の人は必要なのです。

勉強なんて、
人の出会いと一緒です。

一期一会です。


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