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春になるとスマホの悩みも増加する

子どもへのスマホはやはり
新学期の始まりの3月から4月に購入されることが多く、
そこからしばらくたった5月から6月には、
親の悩みがピークになってきます。

MMD研究所による1000人を対象にした
初めてスマートフォンを持つ子ども
親のスマートフォン意識調査においても
「小学生」が51.6%、
「中学生」が28.5%、
「高校生」が12.4%となっており、
低年齢化が顕著となっています。

親の悩みは、
「スマホ(動画、ゲーム)ばかり見て勉強しない」
「成績が下がった」などのいけんがあるようです。

どのご家庭でも、持たせるからには、
スマホのルールを決めている家庭が多いようです。

ルールを決めている家庭は72.6%で、
明確なルールを決めていないまでも、
親の監視下にあるなど、
ある程度親がコントロールできる状況になっているようです。

ルールを決めたにもかかわらず、
子どもが守らないというケースは
24.8%で全体の4分の1占めています。

スマホを持ったことで成績はどうなったか

スマホによる成績低下については、
下がったと回答したのはわずか16.8%で、
それ以外は、成績は変わっていないという結果でした。
さらに、成績が上がったという割合が
全体の22.1%もあり意外な結果となっています。

成績が上がったケース

スケジュール機能の使い方を教えたら、
宿題、ドリル、習い事の練習に加えて、
ゲーム漫画等好きなことも勝手に加えて、
うまく子どもが自己管理している。

試験前など、友人同士のLINEで、
疑問を解決して勉強に活用できている。

分からないことは、
スマホで調べて自分で解決している。

成績が下がったケース

スマホのゲームをずっとしている。

宿題をすぐにしなくなった。

忘れ物が増えた。

プリントも出さない。

提出を忘れ、塾も遅刻。

毎日時間切れになるまでスマホを使用しており、
明らかに勉強時間が減少。

この違いはどうして出てくるのでしょうか?

不明確なルールの設定です。

たいていの親は、
スマホを買って上げたのだから、
親からの一方的なルールを言い渡します。

そして、守れなかった時には、親はイライラして怒ります。

例えば、ゲームに関して、
1日1時間と決めた場合、
はたして1時間ちょうどで終わるわけがありません。
ましてや子どもは早くやめるわけもありません。

「これが終わってから」
「あと3分だけ」と子どもが言い、
「しょうがないね!」と
親はブツブツ言いながら認めてしまい、
決めたルールが破られていくのです。

成績が上がったケースの子どもたちは、何が違うのか?

うまく勉強道具に変身しているのです。

どちらかと言えば、
子どもが自主的にうまく活用しているわけです。
では、どうしたらこのような子どもになるのか?

子どもは親の鏡

答えは一つ、
親が幼児期から子どもの前で、
活用できることを見せてきているからです。

親がゲームしかしなければ、
当然子どもはスマホはゲームするものと
潜在意識に埋め込まれてしまいます。

しかし、なにか子どもが聞いてきたときに、
うまく答えらず、スマホで調べて教えてあげたら、
子どもはスマホは分からないことを調べる道具なんだと
潜在意識に刷り込まれます。

親が、自分のスケジョール管理を
スマホでしていれば、
スマホはスケジュールを管理するものだと思います。

子どもは親の背を見て育ちます。
スマホで動画やゲームばかり見て勉強しないのは、
親の鏡だと思ってください。

追記

スマホは中毒になるものです。
おとなでも、やたらと音が鳴ると
気になりすぐに開いてみてしまうと思います。

人間の集中力は低下することになります。

試しに、スマホに触らずに1時間集中して
本を読み続けることができるか、
やってみてください。

スマホ中毒の人ほど、
メールやメッセージの到着を知らせる
スマホの誘惑に打ち勝って、
集中を続けるのは難しいはずです。


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