子どもにとってのキャンプの効果と意義
コロナ禍の影響もあり、
キャンプブームになっているこの頃、
最近は特に人気のキャンプ場は
全然予約がとれないらしいですね。
2020年はなんと
850万人のキャンプ参加人口
総人口のうちの約7%だったそうです。
ちなみに2010年は720万人。
我が家がキャンプに行っていたのは、
30年前くらいなのですが、
1990年代には約1600万人が
オートキャンプに行っていたようです。
要は、我が家の子供たちが親になり、
昔を思い出し行っているようで、
まだまだこれからブーム続きそうです。
ただ、30年前は今のように整備された、
オートキャンプ場も少なく、
逆に言えば、何処でも出来ていました。
我が家も適当に川辺にテントを張り、
琵琶湖でも適当にやっていました。
このキャンプというのは、
子育てにとっては大変良かったと思います。
振り返ってみて、
キャンプの効果と意義について考えてみました。
非日常的な不便さが考える力を付ける
キャンプといえば、
楽しくバーベキュー、
焚火の前でビール飲んで飲んで、
ビールばっか飲んでましたが、
意外とやることは多いです。
テント設営を家族全員で行う。
最初は親に言われたとおりにやっているが、
何回も行くと、長男が一丁前に、
次男三男に指示して動かす。
いやいやこうなると親は楽です。
ビールがどんどんすすみます(笑)
子どもたちは、誰が何を、
やるやらないでもめたりするけれど、
最終的には自ら何かを見つけて取り組む。
何もない河原だと、
まずは石を組んでかまどづくり。
焚火にしても、
火をつける事もやりたいというし、
マッチ一箱使いきっても、
うまく火がつかなかったり(笑)
種火がなかなか、
大きくならず、
火が起きなかったり。
冬場は寒すぎて、
石のかまどでは、
火がつかなかったり。
これも経験の一つです。
ちょっとだけヒントは与えます。
種火が大きくならないときは、
そこら辺から枯れた松葉をとってくる。
松葉は油分が多いので、
着火剤としては最適なんです。
又は、キャンプの常備品。
牛乳パック。
牛乳パックは天然パルプ100%で、
火力が強いんです。
冬場は寒すぎて、
火がつかないときは、
まずは新聞紙を広げて燃やし、
かまどにした石を温める。
そもそも物が燃えるには、
1.燃える物
2.新しい空気
3.一定以上の温度
この3つの要素が必要です。
3.の要素が無かったんですよね。
基礎は、学校で習うことですが、
実践ではなかなか遭遇しないものです。
自然と向かい合える
自然の中は家の中と違って
何でもそろっていません。
エアコンも無ければストーブもない。
天気も、急に雨が降れば、
対処しないといけません。
雲行きが怪しくなり、
風が出てきたら、
雨が降りそうだから、
外に出していたものを片づけたり、
誰かがやるのではなく、
家族みんなでの作業です。
いつだったか、
テントにナナフシが
やってきて子どもたちは感激してました。
そらゃそうですよね、
図鑑でしか見たことがないのですから(笑)
協調性が養われる
キャンプでは、
自分で「食」・「住」を
作らなければなりません。
食・住を作るときは、
家族みんなで助け合うことが大切です。
ここは、親も心大きく、
失敗しても当たり前の心構えが必要です。
正直なところ、
足手まといと思えることもありますが、
出来るだけやらせることです。
家族の仲が深まる
みんなで協力して物事を行うわけですから、
キャンプに行くと、
仕事で忙しい親も
子どもと一緒に遊んだり、
子どもと一緒に料理をしたりするので、
より子どもと密に関わり、
家族の仲が深まります。
少し大きくなって会話が減った親子でも、
キャンプに行けば、
自然に会話に花が咲きます。
我が家は、夜のテントの中では、
トランプやジェンガで盛り上がっていました。
脳の育成につながる
現代社会で多く求められているのは
「地頭がいいひと」だそうです。
「尾木ママ」曰く、
脳科学で「地頭がいい人」というのは
「HQ」が高い人のことを指します。
HQというのは、
ヒューマニティ・クォーシェントの略語で
日本語では「人間力指数」です。
「人間力指数」豊かにするには、
「原体験」が一番です。
原体験というのは、
自然のなかで火をおこし、
土や木のぬくもりを感じ、
昆虫や動物の声を聞き、
見たり触れるといった、
人間の五感を
フルに使う体験のことです。
家族で焚き火をしながら、
火の危険さや
燃えさかる火の温かみ、
すべて、「原体験」です。
普段街に住んでいると、
夜空を見上げてみても
少ししか星が見えませんが、
キャンプは大自然の中で、
星空がとてもきれいにみえて
星が手に取れそうなくらいで感動します。
こういう経験は、
一生忘れない体験として、
頭にインプットされるんですよね。
まとめ
我が家は三男がよちよち歩きから、
キャンプに行っていましたが、
特に10歳までの脳が出来上がる前までに、
どんどん体験することが良いと思います。
子ども次第ですが、何歳になっても、
いっしょにいけるのが良いですが、
これはなかなか難しいですよね。
ただ、今はやりのグランピングでは、
全く意味がないので・・・・・🤣