「しなさい」と言うのは、子どもの主体性を奪うこと
子育ての中で、親の役目は、
できないことをできるようにするのが
子育てだと思っている人が大半だと思います。
親自身がそう言われて育ってきた
というのも一つの理由だと思います。
やっていないこと=ダメ。
だからやらせなくては!
というのが子育てだと思ってしまっているんです。
「できない」が前提になっているから
「しなさい」と言うんだけど、
逆に「できて当たり前」という気持ちも
あるからできないことが目に付くんです。
できないのではなくて、
やったことがない。
慣れていない。
教えてもらっていない。
やり方を知らないだけ。
子どもは、やればできるようになるんです。
大人にとっては簡単なことでも、
子どもにはこれから学んでいくことばかり。
でも、親はできるようになるのが待てない。
これは大人の論理ですよね。
「しなさい」と言うのは、
その子から主体性を奪うことなんです。
大人でも、「しなさい」と言われたらいやではないですか?
言われた時点で、
自らやろうという気持ちが失せちゃうし、
やる気もなくなる。
言われたことをやっているだけで、
何も自分で決めてやっていないから
自己肯定感もどんどん下がっていくんです。
「しなさい」と言うことに良いことは何もないんです。
子育てに、大人目線や大人倫理は必要ありません。
親は子どもから学ぶことが親の子育てなんです。
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