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小さい頃の遊び方がその子の将来に反映する!?


小さい頃の遊び方がその子の将来に反映する
というドイツの研究結果を紹介します。

「人生は1日1日の積み重ね」と
言ってしまえば当たり前です。

自由に遊んでいた

しかし、意外と見過ごされがちなところに
ドイツの大学が着目し、あるリサーチを行いました。

そのリサーチは、
135名の大人
(男性41名、女性94名、年齢層20~66歳)
を対象に実施。次の点についてのデータを収集しました。

1.子ども時代の遊び方
(どんな風に遊んでいたかを具体的に)

2.現在の社会的なステイタスについて
(社会での役割、仕事の満足度、交友関係の豊かさなど)

3.自己評価
(臨機応変さ、自尊心の高さなど)

これらを分析すると、ある傾向が見えてきたそうです。

子ども時代、
「決められたスケジュールの中で遊んでいた」と答えた人たちよりも、
「自由に遊んでいた」
「自分の好きなことをして過ごした」と答えた人たちの方が、
大人になって社会的に
大きく成功している傾向が高いということでした。

子ども時代に自由に遊ぶ ⇒ 将来、社会的に成功する

あくまで、傾向ですから、絶対ではありません。

子ども時代、自由に遊び、
現在、社会的に成功している人たちは、
社会への適応性が高い

目標に向けて臨機応変に動ける。
自尊心が高いという心理傾向が強いということでした。

研究者達は、子ども時代に自由に遊ぶことが、
これらの心の発達を促進し、
それが大人になって社会的な成功へとつながりやすくなるのでは、
と結論づけています。

現代の子どもにも適用できるか?

時代背景というものがありますから、
一概に同じとは言えないです。

特にここ数年、コロナという世界的な流行で、
世の中の働き方、考え方も大きく変わってきています。

「正解がない時代」とも言われています。

いま目の当たりにしている世界的なパンデミックでは、
「昨日の常識は、今日の非常識」というように、
状況が刻一刻と変化しています。

このように変化が激しい時代に、
親は子どもをどのように育てたらいいのでしょうか。

子どもに自由に遊んでおいでと言えば、
野原を駆け回るわけでもなく、ゲームをする時代です。

ヒカキンさんの親の話

YouTubeのカリスマのヒカキンさんの親の話が興味深いです。

ヒカキンさんの子ども時代は
チームプレーが苦手という欠点があったらしい。

なんでも自分が納得できるまでやらないと次に進めず、
周りに歩調を合わせられない子どもだったようです。

親からすると
「周りとちゃんと協力しなさい」
「協調性がないと社会で通用しないよ」
などと言ってしまいそうなところです。

しかし、ヒカキンさんいわく

「小さい時から、親に否定や反対をされたことは一つもなかった」

もし子どもの時、
「こだわらずに協調性を持ちなさい」と
親から“欠点”を矯正されていたら、
今のヒカキンさんはあるでしょうか?

「いい成績をとって、いい大学へ行き、いい会社へ就職する」
といった親世代の成功ルートの呪縛が強いと、
本人がやりたいことに出合うチャンスを
逃してしまう可能性が高いように思います。

日本でも「難関」と言われる大学に
合格した子のほうが、そうでない子よりも
小学校入学前に「思い切り遊んでいた」ことがわかっています。

親たちの共通点

そんな子どもたちのは、

好きなことに集中して取り組ませることを意識した。

子どもの遊ばせ方には、自発性を大切にした。

子ども時代に自由に遊ぶということは、
やはり「子どもに選ばせる」というプロセスだと思います。

子どもの将来は親が作るものですが、
道を作るのではなく環境を作る事です。

脳の中身は直接見ることはできません。
だからこそ、仕組みを理解することにより、
幼少期の脳を将来の為に
シッカリと作ってあげるのは親の仕事です。

親は、それを理解して、
子どもの可能性をうまく引き出してあげて
あげれば脳番地の成長バランスも整います


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