一切街頭演説せず、選挙カーを走らせない、理想的な選挙
任期満了に伴う
広島県知事選は14日投開票され
無所属現職の湯崎英彦氏(56)が
共産党の中村孝江氏(35)
無所属の樽谷昌年氏(70)
新人2人を破って4選を決めた。
湯崎知事といえば、
第3子が誕生した時に
都道府県知事として
初の「育児休暇」をとった人です。
まあ正直言って、
何もしなくても再選は明らかだったが
当日有権者数は230万4302人。
実は投票率は34.67%で、
前回選を3.58ポイント上回った。
低レベルでの3.58ポイントと
思うかもしれませんが、
これは凄いことです。
この日曜日は天候も良く行楽日和。
少しずつ、選挙に行こうという、
雰囲気が出てきたように思える。
今回は湯崎知事は、
「初心に帰る」として
09年の初当選時と同様に
政党に推薦を申請しなかった。
どの政党にも推薦を求めなかったが、
自民、立憲民主、公明の
3党の国会議員や県議たちに
勝手に推薦され、
更に、約200の業界団体の推薦や、
連合広島の支援を受けた。
知名度と3期12年の実績の結果でしょう。
さて本題ですが、
まず、湯﨑 英彦知事の生い立ち
広島市佐伯区出身。
父親は原爆の社会的影響に
関する研究者の湯崎稔
(元広島大学総合科学部教授)
広島大学附属中学校・高校卒業
高校在学時交換留学にて
米国カリフォルニア州サクラメントに1年間留学
東京大学法学部卒業
通商産業省入省
国費留学で
スタンフォード大学経営大学院(MBA)修了
米国シリコンバレーベンチャーキャピタルへ出向
2000年に官僚を退官
株式会社アッカ・ネットワークスを設立
ADSLサービスの提供
後にイー・アクセスに吸収され消滅、
現在はワイモバイル
Office Y 設立
(アドバイザリー/コンサルティング業務)
2009年に広島県知事選挙に立候補し初当選。
(先代の知事が超悪知事だった)
正直言ってサラブレッドです。
ですが、この履歴を見てわかるように、
そこら辺のアナログ政治家と違い、
デジタルでグローバルな政治家なのです。
今回の選挙は、
一切街頭演説せず、
選挙カーを走らせない
自身の考えは
インターネットの動画配信で訴える
25本の政策動画を作製
県内の全23市町ごとにオンライン集会
ゆざき英彦オフィシャルサイト
を、見ていただけるとわかりますが、
SNSもうまく使いこなしています。
今回の選挙は、
うまく発信されていました。
個人的に一番好感が持てたのが、
ゆざき英彦事務所Twitter
教えてゆざきさーん!
これは、湯崎さんの地の姿が、
実に好感が持てる。
ゆざき英彦オフィシャルサイト
を、見ていただければ人間性がわかります。
しっかりとしたプロフィールの横には、
学生時代や官僚時代のスナップ写真もあります。
サラブレッドといえども、
非常に身近な存在で好感がもてます。
実際に話したこともありますが、
気さくな方です。
教育に関しても熱心な方で、
2019年には、中高一貫の
広島県立広島叡智学園中学校・高等学校
Vision
社会の持続的な平和と発展に向け
世界中のどこにおいても地域や世界の
「より良い未来」を創造できるリーダーを育成する
「学びの変革」の目指すべきモデル
さすが、
スタンフォード大学出身の凄さです。
授業も、
教師が一方的に教えるのではなく、
生徒が自ら課題を設定し、
その解決方法を考えられるよう
心がけているとのこと。
「学び方を学ぶ」授業
そして基本は「英語」で授業です。
日本にいても、
グローバルな学校を県立で作られました。
日本の中高は
いかに良い点が取れるかという勉強。
世界はいかに知識を集めて
それをいかに活用するか。
こんなグローバルな学校なんです。
はっきり言って
69億の費用が掛かっています。
しかし、将来何十倍にもなって、
頭脳が広島に帰ってくれば、
安いものではないでしょうか?
今回の落選のふたりは、
この費用については無駄だといっていました。
今回の選挙は、
一切街頭演説せず、
選挙カーを走らせない
自身の考えは
インターネットの動画配信で訴える
25本の政策動画を作製
県内の全23市町ごとにオンライン集会
選挙ポスターは貼ってありましたが、
こんな感じで、ネット選挙活動で、
十分に活動できるのです。
おかげで選挙カーのうるささも
少なかったです。
国会議員たちも、
今の時代は、こんな方法で.
やるべきではないでしょうか?
やれば出来るんです。
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