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「スマホを捨てたい子どもたち」山極寿一

このタイトルを聞いたときに、聞き間違いかと最初思いました。

その一方、子どもたち内心そうなんだろうなぁとも思いました。

京都大学総長ゴリラ研究者の山曲寿一さんの2020年6月発行の著書です。


「スマホを捨てたい子どもたち」目次
第1章 スマホだけでつながるという不安
第2章 僕はこうしてゴリラになった
第3章 言葉は人間に何をもたらしたのか
第4章 人間らしさって何?
第5章 生物としての自覚を取り戻せ
第6章 未来の社会の生き方あとがき


最近、言葉について考えます。
文字として受け取られると誤解されることがままある。

noteを書くときは、エネルギーで書くようにしています。

文章でも、エネルギーでも受け取る人の解釈以上には、伝えることはできない。

幸い、noteでは文章から「優しさ、癒しを感じる」「前向きになれる」などと
コメントなどをいただいていてほっとしております。


不特定多数の方への発信が難しいのはもちろん、

お互いのことをよく知っていても(実はみな、お互いの一面しか知らない)
誤解を生じる。

正直、ママ友とのLINEが一番、気をつかう。


子どもたちは、もっとだろう。

自分のことをまだわかっていない子どもたち。

友達からどう見られるかで、自分を演じてしまう。


信頼とは「同調」からしか生まれない
「同調する」というのは、例えば、ダンスを踊ったり歌を歌ったり、スポーツをしたり、あるいは一緒に掃除をしたり、同じように身体を動かしたり調子を合わせたりしながら共同作業をするということです。
(中略)
母と子が、何の疑いもなく信頼関係を結べるのは、もともと一体化していたからです。(後略)

なるほどと思いました。

田んぼの仲間とは、一年に数回しか会いません。

用事のないときに連絡を取ることはほとんどありません。

一緒に作業する、ごはんを作って食べる、
田植えや収穫のダンスをしたり楽器を奏でる。

親戚みたいに(実際の親戚の方がしからみがある方が多いのでは)、
親戚以上に心を許している。無条件に信頼している。

だから、普段は連絡していなくても最近の悩みを自然と話したりしている。


その他にも、なるほどのこと書いてあるので読んでみてください。

このご時世、どうなのと思うところもあります。

まして外出自粛、会食制限の中ではどういう使い方をすればいいのだろう。

読みながら、気になりました。

そのことについては、「あとがき」で書いてくれています。


大人たちは、第5章に書かれているこれらを知っておき、柔らかい、適応力が高いがゆえに危うい子どもたちを守る支えることが必要だと改めて感じました。

離乳期に与えられるべき安心感

心身のバランスが崩れる思春期スパートの危うさ


第3章 言葉は人間に何をもたらしたのか
一度「スマホ・ラマダン」をやってみるといいと思います。
スマホの利点も欠点もわかるようになるのではないでしょうか。


私は、スマホ・ラマダン(デジタル断食)、文章からも少し離れます。
(俳句は詠むかな)

ですので、続きはぜひ、ご自分でお読みください。

ご訪問やスキは最小限になりますが、
下書きしてあるものや短いメッセージの発信は続ける予定なので、
引き続きご訪問いただけると嬉しいです。

コメントのお返事もします。


第6章 未来の社会の生き方ー未来をデザインするユートピアへ
世界は本来、「実は正解がいくつもある」というものに満ちています。
たった一つの正解に至らなくても、決定的に不正解に陥らなければ、
戦争も起きないし、命も失われません。


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