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審査員賞、特別審査委員賞、勝手に賞 鶴亀俳句編(追記あり)

2022夏、鶴亀杯盛り上がりましたね!
運営の方々、審査員の方々、参加された方々、楽しまれた方々、みなさまありがとうございました。

嬉しい賞をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

みなさまの丁寧でやさしくユーモアのある講評もぜひお読みください。

🏆    俳句 🏆

審査員賞 うつスピさん

そよと吹く風の口づけ夏の夕


茉叶さんの作品です!
この句は優しくて美しいですね。
風の感覚を、口づけに変換して、
夏の夕方のロマンチック感と上手く響かせ合っていると思います。
優しい気持ちになる俳句ですね。
みなさま、「解説が長いほうがいい作品なんじゃないか」、
と思っているかもしれません。
この句に解説はいるでしょうか。という感じなんですけど、私なりに。
「風の口づけ」という言葉をどう料理するか。
この単語だけを見ると甘いフレーズで、
(理屈で)作ったような単語だなぁと見えるのかなぁと思います。
そこで、上五の「そよと吹く」です。
本来、風は吹くものだから、
俳句においては風の話題において、
あえて文字数を使って、「吹く」と言うことは損になることの方が多いはずです。
しかしここで、「そよと吹く」→
(その風はどんな風だと言葉を重ねて説明すると)「風の口づけ」みたいに感じる。
と語順を重ねることで、風の口づけというフレーズがちょうどマッチするように感じました。
そして、夏の夕、少し夏の暑さが和らいできて過ごしやすくなった時間帯の感覚がうまくマッチしてきます。
素敵なフレーズを上手く俳句に収めた素敵な句をありがとうございました!

うつスピさん

とっても嬉しいです!!ありがとうございます。

今年は、6月から猛暑日が続きましたよね。
暑い暑いと騒いでいましたが、夕方になると気持ちのよい風が吹いていました。
(8月になり、夕方になってもそよとも吹かず参ります)
それを伝えたいと思いました。

風にもいろいろあるけれど、心地よい風、ありがたい風、優しい風を表現したくて。
そして、口づけと夏の夕からそれぞれの夏の夕方の思い出や憧れへ発想を広げて、(初恋の夏祭りやロマンティックな花火大会など)優しい夏の夕を楽しんでいただけたらと思いました。

風だから吹くいらないよね。
三段切れじゃない。  
と判断される方もいらっしゃるだろうなとわかりつつ投句しています。

いま、伝えたいことを伝える俳句を、わかりやすい俳句を私は大事にしています。
それなので、うつスピ賞とうつスピさんの解説はとっても嬉しかったです。

予選で貴重な1票、スキしてくださったみなさまもありがとうございました。


第1回のアポロ杯でも予選に私の句も入れてくださり嬉しかったのですが、
2回目以降そちらにこだわるよりも自分のテーマで楽しむことに決めました。

去年の冬の2回目は、1句出しにしました。
それまでの私の俳句とも違うし、審査員の方の思う俳句とも違うかもしれない。

そのとき川柳大会があったら、川柳として提出したかもしれないけれど、俳句なんです。
それなので、その俳句で当時まだレアだった私設賞をいただいて嬉しかったです。
ぜひ講評を読みください。

まず1句目

推し結婚秋の嵐の衝撃波


「推し」と言う比較的広く認知されて来た言葉を最初に持ってきたことで、
2021年の体感が入っていますね。
(私は推しの子という漫画が好きです)
こういった新しい言葉を詠もうとするチャレンジが大好きです。
私たちは令和の時代に生きていますからね。

「推し結婚」と上六文字となった効果も、定型から外れていることで、衝撃を感じる効果があると感じました。
そして、「秋の」「嵐の」のAの母音で韻を踏んで「の」でリズムを整えつつ詠み、
最後に「衝撃波」と自分自身の体感におさめる。
推し結婚の衝撃が、秋の嵐の衝撃波のように体験できる句ですね。
この句は上手いなぁと思いました。

また、この句から連想した出来事は、「嵐の結婚のニュース」ですね。
2021年9月28日に嵐の櫻井翔くんと相葉雅紀くんが結婚したニュースがありましたね。
「推し結婚秋の嵐の衝撃波」
私はこれを連想して「あー上手い!」「すごい」と思いました。
この句を嵐結婚のニュースとかのコメント欄に書き込むと評価されるだろうなーなんて感じました。
この句が、「俳句なのだろうか」というところを感じている方もいると思います。(審査員選ぶだろうかと言うのを、みんなの俳句大会の予選から落ちていたので特に感じました)
作者の意図はおそらく嵐の2人のことですし、「言葉に無駄がなくて上手い」と思ったため、選ばせてもらいました。
※公平を期すために作者の俳句のリンクも見ていなかったのですが、


やっぱり嵐のことだったんだ!と思いました!
作者は茉叶☆Makanaさん。
嵐結婚を踏まえての2021年10月1日の一句出しの投句。素晴らしい感性だなーと思いました。
夏井いつきさんの句会ライブに親子で入選するなど、言葉と親しんで、
確かな力もあるからこういう嵐結婚のニュースから瞬発力のある俳句を詠むことが出来るのだなーと納得しました。

うつスピさん

今回も作者名等分からない状態で鑑賞して(審査員の方みなさんそうですね)、私も好きだなと思う方々の俳句と一緒にうつスピ賞いただけて嬉しいです。
ありがとうございました。


特別審査委員賞 しろくまきりんさん 金の熊賞

一人っ子従兄妹再従兄妹と夏館

おじいちゃんおばあちゃんのお家にたくさんの子どもたちが集まって!わいわいガヤガヤと遊んだり、スイカを食べたり、水遊びをしたり。
一人っ子さんもこの時ばかりはたくさんの兄弟に囲まれて楽しそう。
夏休みの宿題で描いて見たい、一枚の絵のようでとても素敵な句ですね。素晴らしい俳句をありがとうございました。

しろくまきりんさん

しろくまきりんさん、こちらいただいてきてよかったのでしょうか?
嬉しくって、こちらの記事でもご紹介させていただきました。
講評もキャプションのコメントも嬉しいお言葉でした!
ありがとうございました。


グッとくるde賞 美味しい蒸しエビさん

窓越しに守宮の腹を撫でる小夜

優しい気持ちになって、好き

美味しい蒸しエビさん

蒸しエビさんからみなさんへ、スキを伝えてくださった素敵な記事でした。
嬉しかったです!
ありがとうございました。

鶴亀杯俳句【勝手に圭果賞】15句 圭果さん

窓越しに守宮の腹を撫でる小夜

窓に張り付いた守宮をお子さんが撫でている様子が微笑ましくその不思議そうな顔まで思い浮かびます。
守宮は家守とも言われていますね。
お子さんを見守る優しい茉叶さんの姿も見えますね。

圭果さん

家守を撫でている子の表情、こちら側の私。
そしてさらに圭果さんの優しい眼差し。
心温まるコメント、嬉しかったです。
ありがとうございます。


[鶴亀杯] まだまだ続くよ推薦の句 大橋ちよさん

窓越しに守宮の腹を撫でる小夜

窓に張り付いてるヤモリかわいいんですよね。
曇りガラスの向こう側とかにいて、愛おしい。そんなふとした夜を想いました。

大橋ちよさん

愛おしいですよね。そして、そんな夜を想ってくださって嬉しいです。
私が詠んだ俳句から、どなたかが、何かへ想いを馳せてくださる。
とっても嬉しいです。
ありがとうございます。


勝手にぷー賞~俳句部門 ぷーさん

そよと吹く風の口づけ夏の夕

「そよと吹く」の表現も、「風の口づけ」という表現も(・∀・)イイ!!

ふぅ。さん

わ〜い! ふぅさんも「そよと吹く」「風の口づけ」いいって言ってくれた!
ありがとうございます。


勝手にクロウサ 賞!俳句 クロウサさん

口づけのように優しい風。夏の夕べならではですね。

クロウサさん

夏の夕べの風をどのように表現しようかと思って、作った俳句なので、優しい風が伝わって嬉しいです。
ありがとうございます。

クロウサさんへ贈った勝手に茉叶賞のご紹介とともに再びスキ!と言ってくださいました。ありがとうございます。

そうなんです!そうなんです!
大好きな句、嬉しいです♡    ありがとうございました。

鶴亀杯の後は、更年期宣言杯へ♪
締め切りは、山の日 8月11日。何度でもご応募OKだそうです。

私も、2回目投稿しようと思っています。



ありがたいことに、短歌、川柳でもいただきましたので、別記事でご紹介させていただきます。


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