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お彼岸。 おばあちゃんとおはぎと銀座鹿乃子。

秋分の日ですね。

お彼岸ですね。

春は、牡丹餅。秋はお萩。

我が家のおはぎは、あんこときな粉と胡麻。
きな粉と胡麻は、中にあんこが入っています。

子どもの頃は、たっぷりあんこときな粉が好きでした。

でも、大人になると、ちょっとしょっぱい胡麻のおはぎが食べたくなる。

手作りおはぎは美味しいなー。

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おばあちゃん家に行くと、必ず大福が用意されていた。

おばあちゃんが好きなのだと思っていた。

すごい大人になって、おばあちゃん家に行ったら、
「今日は、大福買ってないの。茉叶ちゃんが来るのにごめんね。」

「私のために、大福、いつも買っておいてくれたの?」

「そうよ。茉叶ちゃん、好きでしょ。」

「ありがとう。」

知らなかった。おばあちゃんが用意してくれていた大福はいつも美味しかった。

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そういえば、甘いものが好きではない妹にはみたらし団子を用意してくれてたな。
「茉叶、大福!」と言うと
「もちろんよ」とおばあちゃんはいつも返事をしてくれていた。
でも、大福、大好物というわけではなかったんだけどなー。

この日、おばあちゃんが私のために大福を用意してくれていたことを知ることができよかった。翌年、おばあちゃんは、彼岸に旅たった。

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おばあちゃんと和菓子の思い出は、他にもある。

銀座鹿乃子。

あんこ嫌いの妹には、つまらないお土産だったろうけど、

銀座鹿乃子の和菓子は、子どもの私には宝石だった。

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おばあちゃんとお母さんと私で銀座のお店に行った時は、
大人になった気分だった。

その銀座鹿乃子も、今はない。

銀座通りを見下ろす、小さなスペースで74年間。

ベルギーワッフルの行列でも続いていたけれど、新型コロナには勝てなかった。

斜め前の銀座三越地下2階と通販で購入できるそうです。



春は、牡丹餅。秋はお萩。

四季の移り変わりと日本人の感性が和菓子を生み出しているのだろうな。

子どもの頃、月に1度ほど近所の和菓子屋さんにお遣いに行くのが楽しみだった。

和菓子が食べたくて私は茶道部に入った。

近所の和菓子屋は廃れ、スーパーで和菓子が買えるいま、美しい和菓子、美味しい和菓子に出会うことは稀となった。

そんな私が目を楽しませてもらっているのが、ドラマ「私たちはどうかしている」



毎回、違う和菓子が出てきて、それが美しい。
メイン以外のお菓子も丁寧に作られていて、私はそちらに見惚れてしまう。

食べるのが勿体無い。

丁寧にいただきたい。

結局、心だなぁ。

「この生菓子、どこで買えるんだろう。」「いくらするんだろう。」

デパ地下ではなく、お店でゆっくりまず目で堪能させていただきたいなー。

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ドラマ「私たちはどうかしている」。
本当に、「どうかしている」。
この人たち変。それを観ている私も変。と最初の頃、思っていました。
でも、女子が好きな漫画ですね。
今は、ストーリー展開からも目が離せません。
ドキドキしながら観ています。女将役の観月ありささんが怖すぎです。



たまごまるさんが提供してくださった「企画50個プレゼント。」

🎁私たちはどうかしている。を見て考える、和菓子の魅力

を書きたいな。と思ったら、和菓子の魅力というよりは、
おばあちゃんと和菓子の思い出のお話になりました。

お彼岸に、おばあちゃんとの優しい思い出を書く機会となりました。
ありがとうございました。

たまごまるさん、企画プレゼントありがとうございます。

最後まで、お読みくださったみなさまありがとうございます。


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