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心を整える「ゲシュタルトの祈り」

カウンセラーとして、コーチとして、目の前の方を支えたい、どうにか力になりたいという想いのあまり、立ち入り過ぎてしまったのではと思うことしばし。最終的に決めるのは、目の前にいるあなたであり、わたしではない。
セッション前やあとの、少し心を整えたい時に黙読する「ゲシュタルトの祈り」を綴ってまいります。

ゲシュタルトの祈り

わたしはわたしのために生きる。あなたはあなたのために生きる。
わたしは何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけではない。そして、あなたもわたしの期待に応えるために、この世に生きているわけではない。
わたしはわたし。あなたはあなた。
もしも偶然がわたし達を出会わせるならそれは素敵なことだ。
たとえ出会わなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
〜フレデリック・S・パールズ〜

このゲシュタルトの祈りは、ドイツ出身のユダヤ人の精神科医フレデリック・パールズの詩です。ゲシュタルト療法の創始者であるフレデリック・パールズは、ワークショップでこの詩を読み上げることを好んだといわれています。

ちなみにゲシュタルト療法とは、気づきのセラピーを言われる療法で

過去になにをしたか、それはなぜなのかを問うことはしない、「今・ここ」で、「いかに」・話しているか、「なにを」・話しているかを問題にする。それを気づき、体験すること、そこから全身全霊的な気づき、覚醒を目指し、そこで自分自身であるという自由を取り戻すことを目的とする。

過去の経験を話している中で、「今、ここで何が起こっているのか?」という自分自身の気づきや覚醒の中で自分自身を取り戻していく療法です。

心を整えるための「ゲシュタルトの祈り」

目の前にいる相手に寄り添い伴走する際に、また背中を推す時に、相手の領域を侵していなかったか、引っ張りすぎてはいなかったか。セッションや対話のあとの振りかえりの時には、自身の未熟さと向き合わせざるを得ないので、心落ち着かず不安定になりがちです。

もっと別の言葉を選んだ方が良かったのでは
あの時にこんな対応もできたのでは

その瞬間は全身全霊で向き合い、届けられる最善であったつもりですが、まだできることがあったのでは、という想いもあとからでてきたり。
ひとつ区切りをつけて前進するためにも、このゲシュタルトの祈りを何度か黙読し心を整えていきます。

明日7月7日の七夕はもうひとつ大事な節目の日。
今宵も「ゲシュタルトの祈り」で心を整えて一步を踏み出してまいります。





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