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セルフマネジメント力をつける

なんとなく調子がいい、ちょっと気が滅入っている、なんだか身体がだるい...今のあなたはどんな状態ですか?
できることならいつもいい状態でいたい、と誰もが願うものではないでしょうか。自分の状態によってパフォーマンスにかなり影響を与えるものです。
よいパフォーマンスを発揮する、成果をあげるために私が実践しているセルフマネジメントについて綴ってまいります。

セルフマネジメントとは無縁のサラリーマン時代

サラリーマン時代には、ほとんど意識することがなかったことのひとつがセルフマネージメント。今日はちょっと調子がいいかな?、なかなか集中できないな、といったなんとなくの感覚はありましたが、なぜそうなっているのかと深堀することはほぼありませんでした。それどころか、ただひたすら仕事、家事、育児をこなす毎日、それらに追われることにも麻痺していたかもしれません。よいパフォーマンスを発揮するとか、そのために何か手立てをすることなど考える余地もありませんでした。

それが独立起業し自身で企画立案から営業、実施、アフターフォローまでと描いていた以上にやることが重なると事態は一変です。選んで頂いたクライアントに成果を上げてもらう、結果が出なくては次の契約につながらず、露頭に迷うことになるので、これまで以上に全力投球。代替がないので休むという選択肢はなく、気を抜く、適当にこなすという思考は全く出てきませんでした。もちろん家事や育児も加わりまさに365日フル稼働となりました。

1年はすべてが新しいこともあり緊張感も保てたのですが、これではさすがに身体を壊してしまう、またそうすることは自分の得たい未来だったのか?とようやく我に返り改めて自分自身に向き合ってみたのです。ただがむしゃらに一生懸命働くことが価値があるのではなく、少ない労力でも良いパフォーマンスを発揮して最大限の価値を生み出せるようにすることが重要だと。継続して成功している方が必ずしもやっていること、セルフマネジメントの必要性を感じたのです。

セルフマネジメントとは

セルフマネジメント(self-management)とは、直訳すると「自己管理」。管理とは、一定の状態を維持させ、さらに良い方向へ発展させていくこと。
                           〜weblio辞書〜

いわゆる自己管理のことですが、マネジメントの語源が「manage to do=なんとかしよう」とすることなので、あえて

心と頭(思考)と身体を最善な状態にキープしようとすること。
心と頭(思考)と身体をすっきりさせ、必要な時に最高な状態で力が発揮できるような状態にしようとすること

そう私は定義しています。
意識的に、心と頭(思考)と身体をチェックし、整えていくことでよいパフォーマンスを発揮できる状態にしようとする、つくりだすことです。

状態は、行動に従う

もちろん、心も頭も身体もすべてがよい状態であることがベストですが、そのいずれかに若干の歪があったにしても、他がよい状態であることで同等の結果がだせる状態にしようとすることが大切です。

ここでいう状態とは、気分や感情になります。
この状態は、理性には必ずしも従うとは限らないけれど、行動には必ず従うと行動心理学では言われています。つまり理性では、どう振る舞った方がよいかとわかってはいるけれど、実際にはなかなか追いつかないものです。そういう時であっても、行動することで状態は変わってくるということです。

例えば、前日にクレームが続き落ち込んだ日の翌日。理性では気持ちを切り替えて出勤する方がよいことはわかっていますが、どうも追いつかないという場合、少し前かがみで表情も疲れ切っていることが多いかもしれません。
そういう時には行動を変えることが効果的です。笑えない状況ですが、背筋を伸ばし肩甲骨を広げ、広角をあげて会う人に大きな声で挨拶する。それを続けるだけでも状態はあがるはずです。理性ではなく、行動からアプローチするということです。ちなみに、これは認知行動療法でも使われる手法です。

三調:調身、調息、調心

状態を管理するために、行動から変えるをよりスムーズにするために、日々の心や頭、そして身体の状態を整えることを私の日課にしています。

ここでは実践している三調「調身、調息、調心」をご紹介します。いわゆる座禅の業法として大切な3つのことです。

坐禅の行法で大切なことが三つあります。第一は調身で姿勢を整える。第二は調息で、呼吸を整え、第三は調心で、心を整えます。

この順番のとおり、朝目覚めゆっくりと起き上がった後、ベッド横に座るか立つ(その日の状態で)。そこからまずは姿勢を整えていきます。骨盤を立てて姿勢を伸ばしていく。できるだけ地面に垂直にある状態にします。

それから調息。睡眠中の無意識の呼吸を意識的な呼吸に切り替えていきます。腹式呼吸で、吐くことから。睡眠中に溜まったものをすべて吐ききってから新鮮な酸素で満たすイメージで吸っていきます。

その後で、

目覚めの誓い

目覚めたことに感謝することで心が整っていくなあと感じています。
毎朝生まれ変わる最幸の人生を味わい尽くすかどうかは自分次第です。それぞれにあったやり方がきっとあるはずです。
よいパフォーマンスを発揮させるために、よりよい人生を常に感じていられるようにセルフマネジメントしてみませんか?

個別セッションやコーチングも行っています。
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