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「休む」にGoサインを出す

「仕事を終えてこどもを保育園から迎え、家に着いたら一息つく間もなく夕食の準備から家事が始まって...身体が休まっている感じがしません」
育自に家事、そして仕事と全力投球で頑張るママたちの悲鳴のような声が届きます。「休みたいなら休んだらいいじゃん」と軽く返してすんなり受け取る方もいますが、休むことが上手にできない方も。「休む」にGoサインを出すについて綴ってまいります。

「休む」は「ナマケモノ」

「ワンオペ育自」「ワンオペ介護」という言葉が話題になっている日本。まだまだ家事や育自、介護の負担が女性に偏りがちだなあと感じることは多いです。

ワンオペとは

ワンオペレーションの略。ワン=ひとり、オペレーション=作業をあわせた和製英語で、本来ならひとりで回らないような作業をたった一人で担当しなければならない過酷な状況のこと

家事や育自は、夫婦やパートナー同士が対等の責任を持って役割分担すべきものですが、女性がやるものが当然だと思いこんでいる方もまだまだ多いようです。個別セッションでは、特に小さなこどもがいる女性の多くが、そのワンオペ状態の負担感を訴えてきます。

「夫と同じ用に仕事をして、家に着いたらすぐに夕食の支度。休む間もなく家事をし続けて疲れが全く取れないのに、夫は家に着いたらこどもにスマホを渡し、ソファに寝そべってテレビを見ているんです。それを見るとイライラして...」

そんな時は、まずそのパートナーと、家事や育自の分担について改めて話し合う時間を持ち、リクエストするように促しますが、それ自体が抵抗ある、難しいと思い込んでいる方もあります。

「家に着いてすぐに家事するのではなく、15分くらいでも少し休んでからスタートするのもありじゃない?」と提案すると

「休むことは、ナマケモノに思えて、休むことができないんです」

「休むことはナマケモノ」と休むことを「悪い」と思い込んでいる方も。仕事熱心で、いつも一生懸命な頑張りやさん、真面目で理想が高く、完璧主義の方は特にその思い込みを持ちやすい印象があります。ワンオペでやりきっている自分に価値を見出している部分もあるのかもしれません。

思い込みを書き換える


私たちは思い込みの中で生きていると言われてますが、ここにある思い込みは

家事も育自も完璧にこなせてあたり前
休むことは悪いこと
できないことは恥ずかしい
パートナーに応援を求めてもしょうがいない

同時に、

頑張っている自分を認めてほしい。
労ってほしい。

という承認欲求もあるのかもしれません。

そのため、本人の中にある思い込みを手放すか書き換えることを、そして承認欲求を自分自身で満たす方法をそれぞれに応じてお届けします。
例えば、思い込みの書き換えとして

家事や育自は完璧にこなせてあたり前
→完璧じゃないから助け合える。活かされる。

休むことは悪いこと
→(継続するためにも)休むことは重要なこと

できないことは恥ずかしい
→できることがあるから大丈夫

応援を求めてもしょうがない
→頼られることを待っている

これはあくまで一例ですが、思い込みの書き換えをしてみることで、見える景色も行動の選択肢も増えていくものです。


「休む」ことにGoサインを

何よりも、まず休むことにGoサインを出すことは大事なことです。休めない自分に気づいたのだから、きっと休むことができます。

「そんなこと言っても休めないんです」

というあなた。頭ではわかっちゃいるけれど、行動がついてこないのはよく起こること。そんな時には、考える前に行動することをオススメしています。どういうこと?と思いますよね。具体的には、行動することを先に決めてスケジュールすることです。1日の◯時に◯分は自分のためだけの休む時間を持つ!と決めることです。もしくは◯曜日の◯時から◯分、でも。

そしてその時間になったら決めたことをする、つまり「休む」です。単に身体を休めるよりも美味しい珈琲を飲む、好きな音楽に浸る、好きな香りで満たされる、など自分の「休む」、休んだ感があるものならなんでもOKです。「休む」を選択する自分にGoサインを出す。Goサインが出せた分だけ、人にもGoサインが出しやすくもなります。

人は満たされた分しか、満たすことはできない。

自分にOKを、Goサインを出していきましょう。

お一人ではグルグル思考が回ってどうしようもない...という方は、ぜひ個別セッションを!こちらから

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