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それをしてしまう理由

自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の母に育てられた私は、人間関係がとても苦手でした。
いつも生きづらさを感じていました。



母との共存を諦め、決別した後、NLPの講座を受講し、コーチングを受けました。そこで、自分のバイアス(先入観・思い込み)が、すべて母から自分を守るための行動だったと気づいたのです。
この気づきから、私の思考が変化し始めました。
思い込みはなぜ起こるのか、ご存知ですか?

これには2つの側面があります:

  1. NLP

  2. 脳の働き

です。

  1. NLPは「Neuro-Linguistic Programming」の略で、日本語では「神経言語プログラミング」と訳されます。

NLPとは心の動きを理解すること

NLPは心の動きを理解することで、自分の思考や感情をコントロールし、望む人生を歩めるようにする心理学です。
NLPの観点から見た思い込みの第一の側面は、自己の安心・安全を確保するためです。「絶対に良いことがある」と分かっていても、体が動かないことがありますよね。これは、人間が「安心安全を求める」生き物だからです。

そのため、全く未知のことを一から学ぶのは非常にストレスがかかります。このストレスを軽減するために、情報を「先入観」としてまとめることで、心理的なストレスを感じにくくします。

第二の側面は、脳の働きです。脳の主な機能は情報の選択です。特に新しい情報は脳の容量を多く使い、多くのエネルギーを必要とします。考えたり記憶することが多くなると、脳は新しい情報を受け入れられず、行動が困難になります。これを避けるために、既知の情報(思い込み)を作り、脳のエネルギーを節約します。

1と2が、異なる表現で同じことを説明していることにお気づきでしょうか。
つまり、心の悩みはストレス(脳の容量を多く使うこと)となり、そのストレスを軽減するために思い込みを作るのです。

思い込みは自分を守っている

NLPを学ぶことで、具体的には、思い込みの背景についてコーチングを受け、その際に感じた感情を表現することを実践してきました。
感情は、その瞬間に起こる単なる生理現象です。しかし、感情を表現せずに溜め込むと、想像だけが膨らみ、思い込みへと発展していきます。

自分の悩みは、蓄積された自身の思考の産物なのです。それは、実際の行動を通じて検証されていない、自分だけの理論にすぎません。
思い込みがあると、行動に移すことが難しくなります。自分を変えよう、主体的に動き出そう、変化していこうと思うときに、それが邪魔をしてくるのです。

この邪魔をするものは、具体的に言うと
自分のルール(信念・価値観)
です。これは、自分が生きてきた過程で形成された感情や身につけた考え方です。

自分の生きづらさの正体がNLPによって解明した

これらが自己防衛機制となり、大きな変化を試みようとすると恐れを感じて行動できなくなってしまうのです(ホメオスタシス…恒常性)。
ここでNLPの出番です。
悩みの多い人にとって、「相対的な自分」(自分の思考パターン)を理解することが、最も効果的な方法となります。
私が生きづらさの本当の原因を理解できたのは、NLPを学んでわずか半年のことでした。30年近く悩んでいたことの原因が、たった半年で解明できたのです。
特に私の場合、NPDの母による束縛により、自己防衛の傾向が強い時期がありました。

  • 親を見捨ててはいけない

  • 自立してはいけない

というメッセージを、母から繰り返し受け取ってきました。
自分の安全を確保するために、私は先入観(思い込み・バイアス)を作り出し、自己を守ってきたのです。
「それをしてしまう理由」は、私の生きづらさの原因、思い込みの正体に気づくまでの過程を描いたストーリーです。

NLPコーチングを受けると、このストーリーのように、自分の思い込みが明らかになる瞬間があります。

一つ一つの経験を振り返ることで、自分の生きづらさの原因に気づいていきます。NLPのワークを併用すると、無意識に抑え込んでいた感情や不安が表面化し、「なんとなく怖い」という漠然とした感覚が軽減していきます。

NLPは心の動きに焦点を当て、感情を言語化し、自分を客観的に観察することで、行動パターンを書き換えていきます。

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