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二十四節気の【小寒(しょうかん)】に入ります。

「小寒」とは、寒さが極まる少し前という意味です。
いよいよ冬本番になりました。1月19日まで。

今日から「寒の入り」です。この日を境に「小寒」「大寒」と一年でいちばん寒い時期になります。これを「寒の内」と呼び、節分(2月3日)までのひと月ほど続きます。節分の翌日が「寒明け」で、「立春」となります。

小寒の
初冠雪や
近江富士

三上山(標高432m)は、その美しさゆえに近江富士と呼ばれます。窓から見ると、雪が。

「寒の内」に寒稽古(かんげいこ)、寒中水泳など体を鍛える風習があります。また寒紅、寒蜆(しじみ)、寒卵、寒餅、寒海苔と、寒中にできたものは力が宿るといわれています。

冬の六つある節気を三分割して、初冬〔立冬(11月7日).小雪(11月22日)〕/ 仲冬〔大雪(12月7日).冬至(12月22日)〕/ 晩冬〔【小寒】(1月6日).大寒(1月20日)〕とします。

Shoukan 小寒 「Growing Cold」
Start of cold season. 
〔grow;しだいになる〕January 6-19
   
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七十二候【芹乃栄】に入ります。
「せりすなわちさかう」と読みます。芹が冷たい沢の水辺にさかんにはえてくるころ。

芹は正月七日に食べる七草粥の最初に出てきます。

芹薺(なずな)五形(ごぎょう)はこべら仏の座
菘(すずな)すずしろこれぞ七草 〔年中故事要言〕から。

年のはじめに食べ、植物の芽や根にこもる生命力を心身に取り入れようとしました。野にはまだ生えていないので、スーパーで求めて明日の朝に調理します。

Seri sunawachi sakau 芹乃栄
Parsley flourishes.
〔flourish;育つ 栄える〕 January 6-9

写真は野洲市の花緑公園で見かけたものです。

冬薔薇(ふゆそうび)
玲瓏(れいろう)として咲いてゐる
香りいかに近づきてゆく

琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
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