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七十二候の【梅子黄】に入ります。

梅子黄は「うめのみきばむ」と読みます。二十四節気「芒種」七十二候の末候で、第二十七候です。6月20日まで。梅の実が熟して黄ばむころです。
芒種 Bōshu “Grain beards and seeds”June 5-20
梅子黄 Ume no mi kibamu “Plums turn yellow” June16-20

     梅酒瓶かざして底の琥珀色

昨年の6月末に梅酒を4升仕込みました。鳥取の梅津酒造の果実用日本酒「梅ちゃん」と大玉の梅・野花(のきょう)で。まったりとした深い味わいです。もう、それもあとわずか。今回は5升で、と思っています。残ったらそのまま保存して古酒になるまで。待つ楽しみを知りました。

14日に関東甲信も梅雨入り。関西から遅れることちょうど一か月です。これで空白もうまり、ようやく安心しました。今も雨がふっています。しっとりとして、なんだか自分が日本列島になった気分です。

「つゆ」という言葉に「梅」という漢字を当てたのは、梅が青から黄に熟れていくから。ちょうどその時期です。

写真は、珍しい紫陽花です。紫陽花というと、江戸後期に日本に滞在したシーボルトを思います。愛する女性、滝の名から「オタクサ」と呼び、西洋に紹介しました。花物語ですね。

あなたが幸せでありますように 琵琶湖のほとりの草庵にて 
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