内定辞退、学生9割「電話で」 本社調査 企業、2割が対面希望 「サイレント」互いに不満


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大学4年生の就職活動が終盤を迎え、内定受諾後に辞退する「内定辞退」への関心が高まっている。日本経済新聞社は主要100社と、辞退経験のある入社1~2年目の若手社員を対象にアンケートを実施した。若手の約9割、企業の約7割が連絡手段は電話と答えたが、約2割の企業は直接対面しての辞退を希望した。辞退連絡や不採用通知がないことへの互いの不満も強く、企業と就活生のすれ違いが浮き彫りとなった。…

企業が望ましいと考える伝達手段は電話が66%と最多。「理由を聞きたい」(92%)、「誠意が伝わる」(35%)、「説得の機会がほしい」(30%)が理由に挙がる。

就活生、企業側ともに電話での辞退が多いものの、企業の間では対面を望む声も根強い。16%の企業が対面を希望し、うち94%が「理由を聞きたい」と回答。50%が「説得の機会」と答えた。他人が内定者を装って辞退する「なりすまし」を防ぎたいとの声もあった。メールでの辞退を求める企業は5%だった。…

就活生の中には「学生と企業は対等」との声もある。従来は選ぶ側の企業と選ばれる側の学生という構図が中心だったが「内定者が企業を選ぶ」意識も広がりつつあると就職コンサルタントの福島直樹氏は指摘する。学生の変化に企業が戸惑う側面もあるようだ。

「互いに不満」というのがとても滑稽ですね。

私はお互いにメールで十分ではないかと考えます。企業側の「理由を聞きたい」という回答はおかしいですね。不採用者全員に対して、企業側が不採用理由を述べているならば、その回答も有りですが。

就活生ならば、"サイレントお祈り"に対しては、「いついつまでに御社からご連絡をいただけないようならば辞退します。」と言えるくらいの姿勢で望まないとダメです。更には、"サイレントお祈り"をするような企業を第一志望に選んでいる時点で、企業選びを間違っている可能性が高いですね。そんな企業には、就職しない方が賢明です。就職出来たとしても、いずれ必ず問題が起こります。

企業も企業で、”サイレント辞退”を学生のせいにしている時点で、問題の要因を他責化している証拠です。問題をきちんと自責化するならば、辞退なのか辞退ではないのかという確認の行動を取らない企業側に問題や責任があると言えます。

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