「死ぬんじゃねーぞ!!」 中川翔子氏 いじめ体験基にメッセージ


#NIKKEI

(以下一部転載)
毎年、夏休み明けなど学校の長期休暇が終わる時期は、子供の自殺が増える。学校に行かなければならないという強迫観念からだという。「たとえ何があっても死だけは選ばないでほしい」。いじめをきっかけに中学のころに不登校になった著者が痛切な思いで書き上げた。…

当時を振り返り、「大人は『いじめで苦しいのは今だけ。卒業すれば楽になる』と言うけれど、いじめられている子は今、毎日戦っている。そんな言葉は慰めにならない」と語気を強める。…

いじめられている子に向けて「つらかったら逃げてもいい」といった言い方にも違和感を持つ。「逃げるといわれると負けたような印象がある。いじめている方が100%悪いのに、なぜいじめられた方が負けたように言われるのか」。学校になじめなくても、通信制の学校やフリースクールなど学べる場はたくさんある。「1回しかない人生で、自分に合った選択肢を選ぶのだと考えてほしい」

自身も通信制の学校に通い、今までだったら友達にはならないようなギャル風の見た目の子に「絵がうまい」と褒められ、仲良くなった。ブログで自分の好きなことをつづっているうちに、共感する人が広がっていって、今の仕事につながっている。そんな経験を伝えながら、これからも今つらい子たちに寄り添っていきたいと語る。


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