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学校行事の運営は究極の探究活動だと気づく

初任の頃の夢の1つが、特別活動部長になって学校行事を運営することでした。


サブで担当にはなるのですが、次の年に別部署へを繰り返していました。


残念ながら今年も部長ではないのですが、メインの行事担当になり、自由にやりたいことをさせていただいています。

私自身、高校生の時、生徒会執行部に入り、文化祭を運営しました。
やったことは、提案資料作り、ポスター、パンフレットづくり、宣伝看板作り。


派手なことはしていませんが、強く記憶に残っています。

みんなが楽しめるものを自分たちで作るって夢がありますし、その達成感は一生モノです。

現在はICTのおかげで、さらに可能性が広がりました。以下は、中学生の活動の中で私が驚いたことです。



これまで私達教師が作ってきた資料を中学生が自分たちで作っています。


資料での伝達がうまくいかなかった時、詳細を伝えるためにプログラミングソフトで動画を作って流していました。



色鉛筆で書いていたポスターをデザインツールを用いて作っています。もちろん手書きを選択する生徒もいます。
簡単にイラストやポスターが作成できるので、今まで文字だけだった掲示物がより華やかになりました。

時間やスケジュールの調整も多少慌てながらも臨機応変にこなしていきます。
その中で、Googleドキュメントを活用し、生徒会メンバーがバラバラの場所にいても、時間の変更などを、リアルタイムで共有していました。


変更前のドキュメントも残してあり、後世のために、計画段階と実際の記録両方を保存していました。

常にタスクはGoogleドキュメントで共有をかけて管理しています。


アナログでも、一定の制限の中で道具を工夫して使う場面も見られました。




できそうだったら、まずやってみる。
駄目だったら、振り返り、直してみてもう一度やってみる。


行事の準備は究極の探究活動だと気づきました!


デジタルネイティブ世代で、子どもならではの柔軟性があるからか、大人よりはるかにクリエイティブで、一生懸命仕事に向き合っているような気がします。


一緒に仕事していて楽しい。
大人も子どもと活動することで、大人では決して気づかない視点に目を向け、視野が広がります。



学校行事や生徒会活動も部活動と同様に負担だから削減、削減と言われています。
でも、ひとつの探究活動の形だとすると、発展的に継続できたら面白いと思います。


以前からサードプレイスを作る夢があると記事に書いていましたが、

集まった子どもと大人でイベントを企画するのが面白いと感じました。

ただのイベントではなく、地域にある課題を解決するためのイベントです。

・小中高生主体で地域の防災を学ぶガイドツアー

・町内会の社会体育大会を中高生中心に運営

・ラジオ体操に変わる、健康的な体操?ダンスを考えて、子供からお年寄りまでみんなでやってみるとか

・海外の方にも売れる!伝統工芸品コンテスト(実際に作る)


など、社会科ではよくアイデアまでは出しますが、実際にやってみるところまでできたらよいです。
学校での総合的な学習の時間にできれば一番良いのですが、

塾みたいな習い事、放課後ちょっと訪れるコミュニティ、大学生のサークルみたいな感じでできたら、もっと活動の幅が広がるような気もしています。


今私にできることは、

・総合的な学習の時間にやっている探究活動に本気で並走する
・地方で働く人、子どもと関わりをもちたい人たちと積極的につながる
・今まで出会ってきた人たちとのつながりを大事にする
・理想のサードプレイスを探し、県外でも積極的に見に行ってみる


とりあえず、そのぐらいです。
いつ始めるかは分かりませんが、チャンスがあればいつでもはじめられるように準備したいと思います。

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