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複雑

飛行機で飛んで、電車を乗り継いで到着したところは、父の家らしかった。
というのも、父と弟も住んでいるようだが、私の住んでた家ではなかった。
新しく建てたようだ。
なんと!その家には、父の再婚した後妻さん、弟、父方のおじいちゃん、そして、これまたビックリ!な話だが、、、
父の後妻さんのお母さんが、父方のおじいちゃんと結婚してそこに住んでいた。おばあちゃんを早く亡くしていたおじいちゃんも再婚して、そのおばあさんが、権力を握っている感じだった。
もう、訳分からない!を通り越して、、今こうして書いていたら、笑えて来た!
私の本来居る場所に、居るはずのない人達が住みついていた!

私は、やっと会えたお父ちゃんだったが、ママと呼ばされたおばさんが怖くて、お父ちゃんとも呼べず、近寄ることも出来ず、弟にも話しかけることも出来なかった💦
もう、天真爛漫な私はすっかり、遠慮の私に、自分の感情を、ぐーっと閉じ込めた私に変身してしまっていた。父も、娘を預けていた北海道の弟夫婦に、すっかり遠慮しているようだった。

私は、そこに居る大人達にぐるり囲まれた。みんな座っていて、私を見ている。
誰が口を開いたか覚えてないが、私に、
「ここに残る?それとも北海道に戻る?」と聞いた。
私は、心の中で、えっ?お父ちゃんのとこに帰れるの?
私は、お父ちゃんと弟と暮らしたいに決まってる❗️
パパ、ママって言いなさい!と言われたのは、叔母さんの、父への嫌がらせだったようだ!ひどい!!
私は、答えられなかった💦
残りたいけど、知らないおばさん、おばあさんが居て、私の家じゃないし、
残れなかった時、北海道の叔母さんにどんな目にあわされるか?と思ったら答えられなかった!と言うより、お父ちゃん!帰っておいで❗️と言ってよ!と、思ったのに、何も言ってくれなかった💦
でも、誰も居ない廊下で、私をギューっと抱きしめた。
今これを書いて涙が止まらなくなった。
後で、父が言ってたのは、もう、パパ、ママと呼んでるのに、引き離したら、私はどうなっちゃうんだろーと思ったらしい。
はっきり言って、それは言い訳だー!
結局、北海道に戻ることになった。