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利用

また、北海道での生活が始まった。
私は、四年生、猛獣男の子は一年生に入学した。

お父ちゃんは、時々、北海道の家にお金を送っていたようで、偽ママは、私に、
「こんなお金で、子供育てられると思ってるのかねー」
と嫌みを言ってた。
だから、私は常に遠慮がち。
もちろん、教科書の参考書とか問題集を買ってもらったことが無い。
ところが、猛獣男の子が入学するなり、その子の参考書、問題集を毎年山のように買い与えた。
しかし、猛獣がそんなもんやるわけがなく、成績はひどかったらしい。
ある時、偽ママが、私に、勉強教えてあげて、と言った。
私が、教えようにも、猛獣は、ちょっともジッと、座ることが出来なかった。なので教えることは出来ず。

私は、中学までは、勉強は出来た。なのでだと思うが、
中小企業経営で、自宅が本社の偽パパママの家に来るお客さんの応対、銀行などから来る仕事の電話応対など、ちょっとした仕事をさせられた。小学生の時から、銀行窓口の振り込みなどにもいかされた。また、書類の知らない名前のサインもよくさせられた。
字が綺麗とよく言われてたので、今思うと、脱税対策の偽領収書などの作成。
私を犯罪に使われた(大袈裟に言うと、、マジ)
偽ママは、金の亡者だった。
銀行のお偉いさん、税務署のお偉いさんを味方にするのは、チョロい感じ。嘘が上手だった。

話を戻すと、
偽ママは、言ってた。
猛獣男の子の参観日に行きたくない。成績が悪いから恥をかく。私の参観日は、大きい顔が出来る、と。

偽ママにとって、私は利用価値がある!と思って来たようだ。