ある農家さんが呟いた、"ガイヤ理論"から考える"自分"
農家になろう!と決めて、2020年の夏頃から独学で勉強し始めた農業。
コロナの影響もあり、農家さんを点々と巡ることができなかったのが幸いか不幸か、ややデジタルネイティブな世代である僕は、ネットに散りばめられている情報に目を通し、本を購入しては読み漁り、世界中のYoutuberさんを参考にし、いい知識いい方法だけをいいとこ取りしながら、ゼロからなんとかやっています。
そんな参考にさせてもらっているYoutuberさんの中に、大好きな方がいます。愛媛県のある島で9年間自然農をされている農家さん。
その農家さんの動画の特徴は、動画の最後に哲学チックな自身の考えを共有してくれるところ。そして、そら豆に関する動画の最後に共有してくださった内容が、むちゃくちゃ面白かった。
その1つが、ガイヤ理論
もう1つが、自然からの分け前である自分
ガイヤ理論とは
ガイヤ理論とは、約60年ほど前にNASAで勤務されていた科学者であるジェームズ・ラブロックという方に提唱された説のこと。そして、その仮説の内容が『地球は一つの生命体である』と見なすというもの。
つまり、地球と生物は相互に影響し合いながら、地球の活動「自己調整システム」として一緒に進化していっているというもの。
具体的には、
地球の気温、大気の容積、海洋の塩分濃度の均衡状態を地球が維持するそのメカニズムは身体が血流、酸素含有量の均衡を維持するその方法に似ている。このように見ると、 地球は生存に適した状態を持続する生物に似ている。
(引用したサイトが、高校か大学の英語長文の全文訳解答書でした。笑)
簡単にこの自己調整システムを表現すると、
自らの力で環境をより良い状態に保つこと
- NEXT工業-
まとめると、人間は一つの生命体である地球の一部であるというのがガイヤ理論の考え方だということです。
地球の繁殖
地球が生命体だったと仮定したら、生物学的に地球は繁殖する事が最終目標と考えることができます。(正直、違和感だらけ・・・)
しかし、本気でこの仮説が真実かもしれないと考える科学者も多いらしい。
あの天才、イーロン・マスクさんはどう考えているんでしょうか。
というのも、地球が繁殖する先は、SPACE・宇宙だからです!
人間は地球にとっての何なのか
二つあるみたいです。
一つは、地球は繁殖する事が目的で、繁殖先が宇宙であり、違う星だった場合、人間は種子のような役割であるという説。
宇宙ビジネスが今後さらに発展し、本当に人間が宇宙旅行に行く事ができ、宇宙に移住することができるようになった時、人間が地球の環境を違う星に持ち込むことによって、また地球のような星が生まれる。それは、人間は種子のように、次への命を繋ぐ大切な役割を担っていると考える事ができます。
人間は考える能力がすごい。そのため科学が発達し、人類は地球の外にまで行けるようになりました。これは地球が繁殖するために、テラフォーミングを可能にさせる能力を持った人間を生んだのかもしれません。
もう一つは、現実的な問題で、人間は地球にとって不具合であるという説。
どういうことか。
現在、様々な環境問題が起こっています。そして、それらは人間により引き起こされており、地球という一つの生命体がより長く生存していくためには、人類は邪魔者であると考えられるということです。
そんな邪魔者を排除するために、地球は過去にないレベルの災害を頻繁に起こすようになったのかもしれません。
自分とは
そんなガイヤ理論から考える"自分"とは何なのか。
自然農をされている方らしい、哲学でした。
そのまま引用します。
・「自分」とは「自然の分け前」
・「自然からの分け前」としての、「自分」がある
・「自分」の分をわきまえる
我々日本人は、現在地球2.9個分の生活をしていると言われています。
現在の世界平均では、我々人類は地球1.7個分の生活をしていると言われています。
そのため、もう一度「自分」というものを見直す必要があると言うのです。
地球を一つの生命体として考えた時、我々の"分"というのはどういうものか。それをわきまえるということはどういうことなのか。地球の一部として調和の取れた生き方というのはどういうものか。
と語られました。
深すぎる!!!!!!!!
最後に
皆さんは、どう思われましたか。
今まで触れたこともない考え方の上、壮大な仮説。
一瞬頭を打たれたかのような衝撃でした。
僕としては、今の"自分"は地球何個分の生活をしているのか、再度改めて考え直すことのできる良い機会でした。
長くなりましたが、本日もここまで読んでいただき誠にありがとうございます!
引き続き、よろしくお願いします!
AINA FARM (Instagram : aina.farm)
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