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マインドフルネスの効果を実感した瞬間と私自身の変化


1.始めは懐疑的でした

 私がマインドフルネスと出会って、5年目になります。私自身の変化をお伝えしたいと思います。世の中には、マインドフルネスに関する、多数の論文や実験結果があります。ただ、そのデータが自分に当てはまるのか、自分も得られるかちょっと不安でした。マインドフルネスの最大の難点といえば、ある程度続けないと効果が自分で実感できない😥ことだと思います。トレーニング自体は、自分の体と場所とやる気持ち、だけがあればできます。他には何も入りません。お金の投資がいらない、トレーニングはなかなかありません。では、客観的な効果があるのに、なぜ、みなさんやらないのでしょうか。それは明らかで、効果が実感できるまで、継続することが難しいからです。
 本質的は、得られる効果すら手放すことなのですが、始める前から効果なしで取り組む人は、まずいないと思います。(効果を手放すことは、熟練者の方にはおすすめしたいです。)一度や二度マインドフルネスの体験をしたことがある人は、その時のリラックスした体験は、お持ちだと思います。私も同じでした。一度目のセミナーを受けた時、とってもすっきりして心地よかったのを覚えています。ただ、これが私にも自分に効果あるのか、どれぐらい続ければいいのか、また、万人に受けるのか、私自身とっても懐疑的でした。

2.効果確認(我が子で)


 ちょうどその頃、NHKの放送でマインドフルネス関連の番組が度々再放送されており、それを録画していました。早稲田大学の熊野先生の出演された、キラーストレスという番組でした。(こちらに番組の紹介記事があります。)私には二人の子ども👦👧がおり、そろばんを習わせていました。そろばんをやったことがある方はわかると思いますが、そろばんは、集中力で結果が大きく異なります。また同じ日に何回やっても結果が悪くなることはあっても、大きく結果は良くなることは、あまりありません。そこで、二人でちょっと試してみようと思い付き、当時、小学生だった二人と一緒にその番組を見ました。そこで、番組を見た後、トレーニングをする前に、二人にそろばんの問題を10分間で解かせて、その後、3分間のマインドフルネスのトレーニングを一緒にしてから、また別の問題をやってもらいました。結果は、なんと、20%も結果が良くなりました。一人は、正解率が上がり、一人は解くスピードが上がりました。20%ですよ、20%!たったの3分で。結果を見る前から解いているときの様子でも、その結果が違うことがわかりました。トレーニング前は、足がぶらぶらしてたり、体がぐらぐらしていましたが、トレーニング後は足も体も終始真っ直ぐ、集中しているのがわかりました。自分の目の前で我が子に起こった変化、しかも、N=2で、起こった経験を私はその効果を認めることとなり、他のどのデータよりもマインドフルネスの効果として、集中力が上がることの効果を信じてしまった、瞬間でした。それから、自分も効果を信じてまっしぐらとなりました。今考えると、結構、単純な動機かもしれませんが、身近な目に見える効果というものが意外と人には響くのかもしれませんね。また、父親の言うことを信頼して、素直に取り組んでくれたこともこの結果の現れだと思います。こどもに教えられたこととして、素直な心を教えてもらった気がします。

3.トレーニング開始

 2016年11月、最初は一週間に一回のペースで、職場で、15分間の瞑想トレーニングとジャーナリング5分を4-5人で始めました。ジャーナリングとは、ただひたすらに自分の思いを手書きで書くこと、言語化することで、自分の本当の思いが出てくるトレーニングです。その日のトレーニングでの気づきを互いにシェアします。その気づきは、すっきりしたとか、落ち着きが取り戻せたとか、トレーニング中に聴覚が鋭くなるとか、トレーニング時の気づきがありました。約1ヶ月、続けているうちに、この時間で自分をリセットできるようになるとか、職場でいらいらすることが少なくなったとか、はたまた、血圧が下がってきた?という方もいました。少なからず、みなさんで効果も出てきて、職場の一角に休憩室兼トレーニング部屋も作れたので、年明けから朝の始業前の時間にトレーニングを始めることとしました。 
 2017年1月、朝の時間に、10分間の瞑想と3分間のジャーナリングを平日の毎朝始業前に4-5人で、始めました。その場所は、姫路城が見える窓際で、明るい日差しの入る居室の中で、一番いい場所でした。開始前に響きのいい音のする鐘を鳴らします。そこから5分間、自分の呼吸に注意を向けます。注意がそれたら、また戻す、それたことに気づくトレーニングです。そのあと、ジャーナリングです。その日の時間係がお題を与えます。そのお題に対する気づきを書きます。お題は、「今、あなたが一番大切にしたいことは何ですか?」「今、一番気になっていることは何ですか?」など、です。 

4.私自身の変化、気づき

 毎日、続けているうちに、2ヶ月ぐらい立った頃、私自身が気づく変化がありました。私が気づいた変化は、自分の五感の変化でした。毎朝、最寄りの駅から2キロぐらい川沿いの道を歩いて通勤していました。そのときに、自分の足音が今までより大きく聞こえることに気づきました。また、途中、草木の匂いがしていることに気づきました。それまで1年ぐらい歩いていても感じたことは無かったのに、この変化はマインドフルネスの効果だと思っています。あとは、視覚の鋭さです。何かの小さな変化により、早く気づくようになったと思います。小鳥🦆が飛んでいるのだったり、飛行機雲✈️を見つけたり、花🌷が咲いているのを見つけたり、とっても小さな気づきですが、見つけるととてもハッピー🍀です。何か新しいものを見に付けたという感覚ではありません。五感が鋭くなるというより、なにか懐かしい感覚です。小学生の頃、草木の香りとか敏感だったような気がします。そんな当時の感覚を思い出した、そんな感覚です。自分が大人になるにつれ、ちょっと忘れてしまった、鈍くなってしまった感覚を取り戻す、そんな感覚であれば、取り戻したいと思いませんか?
  えー、2ヶ月、と思うかもしれません。個人差はあると思います。周りから見たらもう少し前から私の変化を感じたと、あとから言われました。ただ、自分自身で気づくまでになるのは、数ヶ月かかるかなと思います。累積時間みたいなイメージだと思うので、トレーニング時間が約10時間ぐらいになったころかなと思います。この5感の変化は、何度か起こっており、数ヶ月から半年に一度、また来たなという感じで、感じている変化の一つです。
 五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)、いずれも人が今を感じるために、必要な感覚です。その感覚をより感度を上げることができること、自分の忘れた感覚を取り戻すことができること、それがマインドフルネスを実践して、私が自分自身に起こった気づきであり、今このときを最大限に生きるために必要なことではないでしょうか?

5.終わりに

 マインドフルネスを始めた当初の私に起こった変化について書いてみました。何か特別なことができるようになるわけではありません。自分が持っていたもの、本来備わっていた自分の感覚を取り戻す、そう考えると新しく始めるハードルが下がるのではないかと思い、みなさんへのお裾分けとして、このNOTEを書きました。最後まで読んでいただいて頂いてありがとうございます。このNoteを読んでいただいた方が、少しでもハッピー🍀になれたらとっても嬉しいです。
 見出しの絵は、私の撮影したハイビスカス🌺です。赤いハイビスカスの花言葉は、【常に新しい美】、自分自身の新しい美しさに気づいてほしい、そんな思いからこの写真にしました。

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