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定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #49 読書:歴史編

定年後に大事な3K(健康、小遣い、興味)の中で、今回は興味に関する時間の使い方について紹介します。

読書のすすめ

 取り組みやすい趣味の代表格が「読書」です。
時間がある方は図書館を利用しても良いでしょう。
近くの図書館にインターネットで登録すれば、自宅から蔵書の検索もできます。
 自分では絶対買わないだろうなという本は図書館の利用がお勧めです。
どんな本を読むかは自分の趣味次第ですが、テーマを決めて読み漁ってみるのも面白いものです。

小松帯刀

 私は鹿児島出身で、西郷さんはヒーローですが、彼の陰に隠れてしまっている「小松帯刀:こまつ たてわき」こそ、明治維新を成功させたヒーローだと思っています。
 トップの写真は、鹿児島市内の文化会館前にある「小松帯刀」の像です。 

明治維新

 明治維新といえば、西郷隆盛坂本龍馬大河ドラマ「竜馬伝」、「せごどん」など、悲劇のヒーローとして何回も描かれていますが、実は彼らを支え、長州藩との調整や大政奉還のおぜん立てをしたのは小松帯刀とされています。 
 「篤姫」や「せごどん」の時代考証も担当した原口泉先生の著書でも、小松帯刀の功績が記載されています。

原口先生の著書

 なぜ小松帯刀の名前は明治維新に登場しないのでだろうと関係する本を読んでみました。古い本もあり、自分ではなかなか買えません。図書館の実力発揮でした。

 小松帯刀は西郷さんや坂本龍馬とは違い、下級武士の家系ではなく、若くして家老となり藩の財政を動かし、西郷や竜馬を資金面でも支えました。しかし明治維新を前に病死してしまいます。西郷らと違い、成り上がり性や悲劇性がなかったことが、ドラマになりにくかったのではないかと考えています。

 地元の鹿児島でも知名度が低く、繁華街の天文館には竜馬の新婚旅行の像までできてました。これは彼らが宿泊した霧島温泉郷の宣伝のようです。
 実は小松帯刀の方が新婚旅行は早かったという記録もあるのですが…。

 坂本龍馬の「船中八策」も後で付けくわえられたフィクションだったとされています。
 インパクトがあるように、おもしろく作ったドラマが広まり真実っぽくなってしまうこともありますかね。それで歴史が間違って記憶されては困るのですが。

 いろいろ読書して自分なりの考えをまとめてみるのもおもしろいものです。


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