そのままでよいということ。
先日、息子と「すずめの戸締まり」を観に行きました。観るのは2度目だった息子、相当お気に入りのようで、ランチをしながら物語に浸っていました。ああだったね、こうだったねと色々と映画について語り合った時間は、わたしにとってとても幸せな時間でした。
そんな風に、何か買いに行くときなどに一緒に出かけるのですが、離婚を決めてからそんな息子との時間がさらに大切に感じるようになってきました。
離婚を経て、間違いなくたくさん傷ついてしまっている心、自分では気づいてないであろう葛藤などあるはずですが、そんな息子にわたしが今できることは、どんな息子も受け入れることなのだと思うのです。
とは言え、高校生なので暴言は吐きますし、遊びに行くと帰りは遅いし、まぁムカツクことも多々あって……
日々、そんなこともありつつ、大切な息子であることは確かで。
愛情だけは注ぎたい。そして、そのままのキミでいいんだよと伝えたいのです。
子供の頃のように大好きだよ、と抱きしめるわけには行かないので、正直お料理は苦手だけどお弁当に愛情を込めることはできる。気持ちを込めて洗濯物を畳むことはできる。夜遅くに仕事から帰った時の二人の会話を大切に、丁寧に話を聞くことはできる。
一つ一つの瞬間を味わいたいし、大切にすることで、いつかメッセージが伝わればいいなと思います。
不完全な母親だけど、一緒にいてくれてありがとう。
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