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全ての経営者さまに送りたい言葉

私の2歳頃の写真に、
台所のシンクの中でお手伝いもどきをし
いたずらな笑みを浮かべている写真があります。


でもそこは、正確に言うと
台所ではなく、お店の厨房です。
父が経営していた小さな焼き肉屋さんでした。


でも小学校に上がる前に倒産。
そこからお金の苦労が地味に18歳まで続きました。



小学校の入学式がもうすぐなのに
ランドセルがまだ手元にない・・・
(結局、祖母が見かねて買ってくれました)

初めての自転車は星飛雄馬の顔がデーンと
プリントされた真っ黒な自転車でした
(弟も乗れるようにと)

今なら気にせず乗りますが
当時、みんな赤のかわいらしい自転車なのに
何だか複雑でした。

倒産は、家族にも大きな影響を及ぼすと
いい大人になるまで被害者意識の方が
強かったです。

ですが、今はこう思っています。
きっと長い間、倒産したことでの余波に
父自身が苦しんだろうな・・・と。


父は家族経営の小さな焼肉店でしたが
規模が大きくなれば、なるほど
責任も大きくなってきます。

経営者の方と関わらせていただいて
お話しさせていただいていて
よく言われる言葉がまさにその通りだと思います。


それは
「社長は孤独」

お話ししていて痛感します。



「半年前、業績が最悪で寝れなかったんですよ」
「次、○○の事業をすることにしました」
「○○が上手くいったんですよ」

事業の嬉しい話は、私も本当に嬉しくなり
喜びを共有できることが幸せです。



「最近、従業員の成長がすごいんですよ」
「(従業員の)○○、しっかりしてきました」
「(従業員の)○○、実は辞めたんですよ・・・」

社員さんに社長の言葉を聴かせてあげたいと
何度思ったことか。


「私、○○で苦労したので、✖✖な社会にしたいんです」
「この事業は他人のためになっているかな」

熱い想いや覚悟に、こちらが引き締まったこともあります。
たまに昔の苦労話や生い立ちをお話しして
くださる方もいて、何度涙してしまったことか・・・



どの経営者の方も会社愛・お客様愛・従業員愛・社会愛が
半端なく強いです。

・「会社を次世代に健全な状態で受け継ぐこと」
 つまり利益を上げ続けること。
・従業員やその家族、関係先・協力先の幸せを守ること。
・社会や株主に貢献すること etc

社長のミッションは多岐にわたります。


多くの経営者さまは、ご自分のことより
従業員の方のこと、その後ろにいるご家族のこと
関係先の皆様のことを一番に考えておられます。


ですから
「○○についてTAMAKIさん、どう思いますか?」
「TAMAKIさん、私合っていますか?」
「私、ずれていませんか?」
「TAMAKIさんだったらどうしますか?」
こんな質問を投げかけてくださいます。


「社長は孤独」本当にそうだなと思います。
やはり、立場的に従業員さんに
愚痴や相談はできない。 

では、社外の方はと言うと
経営者たるとも、
「一歩外に出れば7人の敵あり」
 
なので、私のような社外参謀や
コンサルタントが適任です。

私に話してくださる
訊いてくださること、ありがたいかぎりです。


経営者は
人知れず、悩んで、考えて、学び、苦労して
時には涙して、ご自身を鼓舞し、ご自身を律し
決して現状に満足せず歩み続けていらっしゃる。
孤独にも人知れず耐えていらっしゃる。


経営者として、人間として、
素敵だな、かっこいいなと思いますし
尊敬しています。


だからこそ、
全ての経営者の皆様に送りたい言葉があります。


それは、、、月並みな言葉ですが
時にはゆっくりしてくださいませ。


私の周囲の経営者の皆様はもれなく
お忙しいです。
常に動き回っていらっしゃる方、
睡眠時間が短い方も多々いらっしゃいます。

どうか時には
ゆっくりお休みになったり
頭を空っぽにされたり
ボーッとされたり
寛いでくださいませ。
そして、時にはいつも頑張っておられる
ご自身を褒めてくださいませ。

日々、経営者という重責を担っていらっしゃること
皆様にとっては日常ですが
それって凄いことです。

毎日お疲れ様です。
日に日に寒くなりますが、どうぞ暖かくして
お過ごしくださいね。

心からのエールを込めて、、、。



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